本日は以下の本を紹介します。


 『歪笑小説』 (東野圭吾 著)


この作品は○笑小説シリーズの4作品目であり、東野圭吾作品では珍しいユーモア小説です。短編集になっており、全体を通じて描かれているのが、編集者や作家の悲哀であり、編者目線や作家目線からみた苦悩をおもしろおかしく描いています。


東野圭吾作品といえば、ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズなどが有名だと思いますが、○笑小説シリーズはまた違った楽しさがあり、中でもこの作品は、私の中では上位に位置する作品です。



   『写楽 閉じた国の幻』 (島田荘司 著)


この作品は、江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽の正体に迫った作品です。東洲斎写楽は、急に表舞台に登場し、ある時期を境に表舞台から姿を消した謎の人物で、その活動期間は短く、今でも正体が誰だったかわかっていない人物です。


江戸時代では当時の様子を描きながら、東洲斎写楽とはだれかということを描いており、現代では当時の資料から東洲斎写楽の正体に迫まっており、それぞれの物語が交互に展開される構成になっており、江戸時代部分では歴史小説の色合いもあります。論理的な説明で、東洲斎写楽の正体に迫っており、最後はすっきりできる作品にもなっています。おススメです。