公務員試験(地方上級)受験の思い出

公務員試験(地方上級)受験の思い出

働きながら受験した公務員試験の記録です。
これから受験する方の参考になりますように。

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あけましておめでとうございます。
お久しぶりです・・・。。

春からの入庁に向けて、現職の引き継ぎや引越先探しで少しずつ慌ただしくなってきました。

今年6月の試験を目指す方は、受験勉強が本格化してきたころだと思います。

私の場合はこんな感じでした。

11月から学習を開始し、
1月くらいまでは週1回土曜に図書館で朝から閉館まで勉強(6時間ほど)
2月からは模試も始まったので、土曜は模試と復習、日曜は図書館で勉強
平日はなるべく早く帰宅するようにして、夕食後に1、2時間勉強(11月~6月までだいたい継続)

よく言われますが、大学受験の際に勉強し、センター試験を5科目受けていた人は教養は余裕があると思います。
感覚的には、センターの英語と国語が8割ほどとれていた人なら文章理解は模試と直前の過去問集で十分です。
理科や社会でも7割程度あった人なら、2月までは数的処理に集中して、その後数的と並行して暗記科目のスー過去をやれば教養はそれなりにとれると思います。


ひとりだとモチベーションがたもてないので、なんとかして受験仲間を見つけるといいですね。
見つけられない場合でも図書館の自習室に行けば勉強している人はいっぱいいるので、勝手に仲間やライバルがいるような気になり(笑)集中できますよー^^
以下は予備校の模試で作成した解答です。これで1500字弱。
100点満点で85点をもらえました。
テーマは確か「特別区の現状をふまえて、今後の発展のために必要な政策を書きなさい」みたいな感じだったと思います。
※読みづらいので段落ごとに1行あけてあります。



 現在、区内には大企業はもちろんのこと、製造業やサービス業を中心として膨大な数の中小・零細企業が存在している。とりわけ中小・零細の製造業では非常に厳しい状況が続いており、それらの企業の業績回復が今後の地域経済の発展には不可欠である。企業の現状と活性化策について、主として企業の競争力、雇用、震災による影響の3点から検討する必要があると考えられる。

 まず1点目として、中小・零細企業の中にも他社には真似できない技術を有しているところもあるが、大多数は大企業の下請けが中心であり、川上企業と呼ばれる業界大手の景気に仕事量が大きく左右されている。また、そういった下請業務が中心となると、価格交渉ができない関係が固定化し、国内外を問わず同業他社との価格競争に悩まされることになる。これらの課題を解消するためには、企業が独自の技術を開発して自社で特許その他の知的財産権を取得・管理したり、新しイビジネスモデルを作り出していくことが必要である。区の取り組みとしては、例えば様々な業種の企業同士のマッチングや勉強会の開催、知的財産権や契約の仕組みについての講習やアドバイザリーの実施が効果的である。

 次に、2点目の雇用という観点からは、リーマンショックや震災の影響もあり、若年層の大企業志向、安定志向は強い傾向にある。そのような中、中小・零細企業では技術者の高齢化が進み、技術継承や後継者の採用・育成が課題となっているところが少なくない。特別区においては、区内の教育機関と連携して地域の企業への就職を学生に呼び掛けたり、小学生からのキャリア教育をより充実させ、企業見学や会社体験の機会を拡大するといった取り組みの強化が求められている。また、企業側にも若手社員の採用に関わる助成金等の活用を周知し、ハローワークやジョブカフェとも協力して企業が若手社員を育成し、新規事業に積極的に挑戦していける土壌づくりを行っていきたい。

 最後に、震災の影響という面では、交通網の混乱による物流の混乱、計画停電の実施による業務時間や休日の変更、設備の稼働時間の減少などにより、昨年は間接的な損害も非常に大きかった。今年の4月からも、法人向けの電気代の値上げが検討されるなど、企業にとってはつらい状況が続いている。さらに、一部調査では首都圏直下型地震が今後数十年のうちに発生する確率が70%とも言われており、企業の存続のための危機管理が求められている。このような情勢の中で、特別区としては、まずは各企業に事業継続計画の策定支援を行い、それぞれの企業がもしもの時にどのように業務を続け、企業を存続させていくかを検討する手助けを昨年に引き続き実施していく必要がある。さらに、対外的には、西日本を中心とし、日本各地や国外の都市の産業振興機関等との振興を深め、担当者レベルではなくトップレベルでの関係の強化により、何かあった際には支援を要請できるつながりを増やすことが不可欠である。

 以上のことより、私は区内の商業や経済の発展のためには、日本のものづくりを支える製造業を主とした中小・零細企業への支援が必要だと考える。企業自身の市場価値や競争力を高めるための支援、雇用と技術継承のための取り組み、企業の事業継続のための支援、等を挙げたが、これらの中でも自治体として注力すべきなのは他の地域・都市の自治体やその地域の企業と区内の企業とのつながりを作り、それを深めることである。民間企業の活躍の場を広げられる、自治体だからこそできる支援に特別区の職員として取り組んでいきたい。
論文試験は800~1000字前後で、時間は1時間半程度というところが多いと思います。
国家一般職はグラフの読み取りなどもあり、模試を受けた時に地方公務員試験とはタイプが違うなと思いましたが、地方公務員の場合はシンプルにテーマが与えられ、それについて論じなさい、というパターンが一般的なのではないかと思います。

私は学生時代にアカデミックライティングの授業をとっていたので、1時間ちょっとで小論文を書くのは結構経験がありました。
対策本も一応目を通しましたが、いまいち解答例がまとまっている感じがせず好きになれなかったので(・・・)、結局慣れている書き方で書きました。
これまでに自分が書いたことのある文章に近い方法で書くのが良いのかなと思いますが、参考までに私のやり方を残しておきます。

(構成)
序論、本論、結論の3つで考えます。

①序論(第一段落)
まず導入(現状、背景など)部分を書き、その後、自分の考える結論を入れます。
次に、その結論を論証するための論点を2点または3点書きます。

②本論(第二段落~第三または第四段落)
序論で書いたそれぞれの論点について、なぜ自分が考える結論に至るのか説明します。

③結論(第四段落または第五段落)
本論の内容をまとめて結論付けます。
さらに、できれば追加で「こういう観点も必要かも」と付け足します。
また、「自分が公務員になったらこうしたい」と自分が考えるビジョンを入れます。


(書き方と時間配分)
1時間半程度の時間がある場合、まずは最初の20分から30分程度で論文のアウトラインを作成します。
問題用紙の余白部分に箇条書きで書きたいテーマを書いていき、段落ごとに書く内容をある程度書きだしてしまいます。
あとはそれに肉付けしながら、内容が横にそれないように注意しつつ解答用紙を埋めていくだけなので、1時間あれば大丈夫です。

※まわりの人がどんどん解答用紙に書きこんでいっても焦ってはいけません(笑)


論文試験ではそこまで差がつくとは思えないので、文字数の不足であったり、明らかに誤字・脱字が多い、受験する自治体が進める政策とあまりにかけ離れている、などの問題がなければ大丈夫なのではと思います。
ただ、なかなか自分ひとりで対策しても効果が見えないので、模試で何回か書いてみて、採点してもらうと自分も安心できてよいと思います。
私の場合も、上記の構成で書いてはみたものの、市販の対策本にはこの構成の解答例がなかったため微妙に不安だったのですが、模試でそれなりに点数をもらえたのでほっとしました。

模試で書いた論文を、次回参考に載せておきます。
私が受験した市では、筆記試験に加えて論文試験と複数回の個人面接がありました。
論文に関してはもともと大学時代に論文形式の試験やレポートの経験も多く苦手ではなかったので、模試で添削を受けるのと、論文対策の本を1冊読んだ程度でした。
新聞やニュース、時事対策の本などである程度出そうなテーマを絞って、このテーマだったらこれとこれに触れよう、と内容をイメージしておくとよいと思います。

面接に関しては普段営業の仕事をしているので、特に模擬面接などは行っていません。
下準備として自分が受ける市で過去にどのような内容が聞かれているか、受験ジャーナルで調べたり、2chをさかのぼって調べたりはしました。
論文の過去テーマにしても、面接の内容や雰囲気にしても、地味に2chは役に立つと思いますので見てみてください。
「○○県職員採用 2ch」などで検索すれば見つかります。


新卒と同じ枠であっても、既卒で民間経験がある人が受験する場合にはやっぱり、大学卒業後に何を経験してきたかが見られます。
(逆に、ここでアピールできなければ当然これから可能性がある若い人を採用しますよね。。)
論文も面接も、自分の大学卒業後の成長を伝えられる場所だと思いますので積極的に社会人経験をアピールするべきだと思います。
もし今の会社で大したことはしてこなかった、とは自分では思っても、採用する側から考えると、「ビジネスマナーが身についていて、これまで数年間民間企業で周囲の人と一緒に仕事をこなしてきた経験がある人」は、
多様な職員を採用するためにも新卒採用者の中に何割(何%?)かは必要だと思うんです。

私の場合は、受験可能年齢の上限で、女性ということもあり、結構真剣にいろいろ考えました。
そして結局、
・自分がこれまでの経験をふまえて取り組みたいと思っている政策を明確にする
 →民間での経験から公務員になりたいという決意し、自分なりのビジョンを持っていることを伝える
・受験する県や市で将来結婚し、子育てをしながら、仕事続けていきたいとアピールする
 →目標を持って仕事に取り組み、簡単には辞めないことを伝える

の2点に落ち着きました・・・。
働きながらの受験は精神的にも体力的にも大変ですが、社会人経験から具体的に自分が課題だと感じることや今後公務員になってからのビジョンを語ることができるのがメリットだと思います。
採用数が多い県や大都市では既卒の合格者も多いので、受験を考えている人はぜひがんばってみてほしいと思います。

政令指定都市、最終合格が決まりました。
受験年齢ギリギリ、一切住んだこともなく、親戚もいない都市です。

同じ境遇で来年受ける方、がんばれば受かります!!