ブリュッセルには、いわゆる伝統的な(多くの人がイメージするような)ヨーロッパっぽいカフェの他に、トルコ系カフェ、アラブ系カフェ、アフリカ系カフェ、バルカン系カフェなどがあります。

看板や売っているもの、そして何よりお客さんを見れば◯◯系だろうなっていうのがすぐに分かる。

それくらい、カフェごとの客層がキレイに分かれています。


トルコ系カフェにはトルコ人っぽい人たち、アラブ系カフェにはアラブ人っぽい人たち(ここはほぼ100%男のみ。イスラム圏では文化的に女はカフェに行かないらしいです)、アフリカ系カフェ、バルカン系カフェも同様に、圧倒的に似たような見た目の人たちが集まります。


そしてヨーロッパっぽいカフェにはやっぱりヨーロッパ系の人たちが多い。

こちらは他のカフェと違ってもうちょっと色んな人たちが混ざってる感じはありますが、外国人が多いブリュッセルの人口比から考えると不自然なくらいにヨーロッパ人が多いです。


あと、太陽サンサンの日にテラス席に座っているのは圧倒的にヨーロッパ人。ヨーロッパ人って本当太陽が大好きなんだなと思います笑


うちの近所にはムスリムもかなり多いですが、スカーフをしている女の人たちはたいてい子供or友達or夫と公園やベンチに座っていることが多い。

カフェでは本当に面白いくらい見ない。

やっぱり文化的なものが大きいんでしょうか。


とは言っても夫のきょうだい(姉と妹)はみんなカフェ大好き人間で、毎日のようにヨーロッパカフェに行ってますし、彼女たちのアラブ系の友達ともよく行ってるのをインスタで見るので、若い世代はちょっと違うのかもですが、中年以上のアラブ女性に限って言えば全然行かない。

面白いもんだなと思います。


あ、あとカフェだけじゃなくてパン屋さんや肉屋さんもかなりハッキリと棲み分けがされてます。


食べ物屋となると戒律の問題で宗教別に分かれるのは理解できますが、戒律があまり関係ない魚屋さんとかカフェでも分かれているっていうのはなかなか興味深い。



必ずしも悪いことではないと思いますが、やっぱりちょっとしたお茶を含めて食事のときに同じテーブルを囲まない(制約があって何かと不便?面倒?)って、仲良くなったり打ち解けるにはなかなかネックだと思うんですよね。

それを不便だとか面倒だと感じるのがそもそも宗教色の薄い日本人ならではの発想なのかもですが。


ヨーロッパでは文化統合が進んでいるっていうのは割と幻想だなと感じます。

出自的にヨーロッパじゃなくてもヨーロッパナイズされた人たちもたくさんいるから、嘘ではないけど、言い過ぎというか。


その点、宗教に関心の薄い日本人はカメレオンのようにどこにでも馴染めるっていう強みを持っているのかも(ヨーロッパでも宗教心の薄い人は結構多いですが)。




あ、そうそう。

宗教がらみの話でいうと4月の頭から2022年のラマダンが始まります。私も夫も参加しないけど(参加するよう言われたこともありません)、夫ファミリーは基本やります。

約1ヶ月、太陽が出てる間は空腹と喉の渇きでやっぱりだるそうにしてます。笑

そりゃそうですよね〜


最初に夫ファミリーがラマダンやるって聞いたとき、えうそ宗教ガチ勢やんアセアセってちょっとビビったのを覚えています。笑

今では何とも思いませんが、やっぱり遠い異国の文化だと思ってたものが突然身近になるときには一旦カルチャーショックというか心理的に一歩後ずさる感覚があるんですよね。通過儀礼的な😂


「私には関係ない」のスタンスを取っていても何も干渉されないというのが分かってからは(分かる前は強引に誘われたらどうしようって怯えてた笑)、みんな1ヶ月体調崩さないようにね〜くらいのノリ。笑


最終日には親族がみんな集まって盛大にラマダン明けパーティをするので、ご馳走が振る舞われるそのときには張り切って参加しますもぐもぐドキドキ

良いとこだけ楽しむ人チョキ

できる範囲でちゃんとお手伝いもしますよ、段取りの悪さにやきもきしながらですけど。笑




なんだか話があっちこっちいっちゃいましたが、日本ではなかなか体験することのない異文化圏での生活について色々と書いてみました目

ということで今日はここまで!

最後までお付き合いありがとうございましたウインク


Bonne journée ! キラキラ音譜


日本では桜が見頃だそうですね🌸