今川氏10代の墓を二回にわたり見てきました


現在 お墓のあった場所も判らなくなって


いる方もいました


今回はそれに関係のある方の墓を


番外編として見ていきましょう



最初の人物は初代範国の次男


今川貞世(了俊)の墓ですね


なんと今川発祥の地 愛知県の西尾市にあります


なぜここにあるのかは判りませんでした


石でできた柵が傾いていますね




今川貞世の墓は 静岡県の袋井市にもあります


袋井インターの南にある海蔵寺がそうですね



最初の墓に比べて新しいですね


了俊は南朝勢力の強い九州で九州探題を


25年間も努めます 晩年は勢力争いに巻き込まれて


袋井の堀越の地に所領を与えられそこで亡くなります


続いて6代目の義忠夫人の北川殿の菩提寺


徳願寺へ行ってみましょう


静岡市の西を流れる安部川の対岸の山の中にあります



北川殿は北条早雲の姉と言われています


7代氏親を産みます


早雲が駿河へ来るきっかけをつくっていますね


お墓は見つかりませんでした


その次は7代目氏親の夫人


寿桂尼の墓がある龍雲寺です


静岡駅の北東にありますね


龍雲寺の本堂です


寿桂尼は京都から輿入れしています


中御門宣胤の娘です




寿桂尼が今川家に入る時に


父親の宣胤が 歸(とつぐ) と言う判を渡しています


その事が書いてある石碑が本堂の前にありました


お墓は本堂の裏手


山の中腹に建っています


二つありますが二つとも寿桂尼の墓の様です


氏親が亡くなった後の今川家を守った


女性です 武田信玄も寿桂尼生存中は


今川家を攻めませんでした


その手腕から『女戦国時代大名』と言われています


いろいろな場所に多くの墓所がありました


まだまだあるかもしれません


そしてその方たちの生きざまが見えてきます


ロマンですね