前回、「こんな字を書く人は要注意」の情報は読む必要がないという記事を書きました。
その記事の中で、「要注意の筆跡ではないと診断される確率は高い」と書きました。
このことについて、もう少し詳しく書きます。
「この筆跡は要注意」と紹介される筆跡はいくつかありますが、私がこれまでの活動の中で集計したデータの中では、要注意な筆跡の出現率は低い場合がほとんどです。
具体的には、5%未満の出現率です。
中には、1%未満の筆跡もあります。
つまり、「こんな字を書く人は要注意」と紹介されている筆跡は、ほとんど当てはまらないと考えておいてよいでしょう。
もう一つ、「こんな字を書く人は要注意」の情報は読むべきではない理由を書きます。
セルフチェックは、非常に間違いが多いのです。
「こんな字を書く人は要注意」と、要注意な書き方が文章で紹介されていたり、画像付きで紹介されることがよくあります。
が、
あなたの筆跡が、その要注意な書き方と一致するかの判断は、非常に難しいのです。
本当は当てはまっていないのに、要注意の書き方をしていると誤って判断してしまう場合があります。
当てはまっていないに、「私の書き方は良くない」と思い込んでしまうのは、本当に残念なことです。
時間をかけて筆跡をチェックして、いらぬ不安を抱いてしまって、良いことはありません。
話をまとめておきます。
・要注意と紹介される筆跡の出現率は低い
・セルフチェックは間違える可能性が高い
以上のことから、「こんな字を書く人は要注意」という情報は読む必要がないのです。