このブログを開いてくださり、ありがとうございます。

署名研究家・筆跡診断士の吉野です。

「あたたかい」と漢字で書くとき、「温かい」と「暖かい」どっちの字が正しい?って迷うことはありませんか。

私はたまに迷う時があります。

そこで、今日は「温かい」と「暖かい」の意味と使い方を調べてみました。


「温かい」・・・物が冷たくなく、また熱すぎもせず、程よい状態。思いやりの心がある。いたわりの心がある。

「暖かい」・・・寒すぎもせず、暑すぎもせず、程よい状態。金銭が十分にある状態。

「温かい」は、部分や心で感じるあたたかさに対して、「暖かい」は体全体で感じるあたたかさです。

また、反対語から推測するのも分かりやすいと思います。

「温かい」の反対は「冷たい」、「暖かい」の反対は「寒い」です。


性格を表す方の「温かい」について、もう少し掘り下げていきます。

「温」のつくりの部分は、「日」+「皿」ですが、元々は「囚」+「皿」でした。

「𥁕」は、皿の上の器の中で、ものが温められて熱気が満ちている状態です。

(「皿」の上に「口」(←器)があって、「人」は熱気だから湯気でしょうか 笑)


温かい人は、優しく穏やかな人という意味で使われます。

きっと、心という器に、優しさや思いやりの気持ちが満ちた状態を「心が温かい」という言葉で表現したのでしょう。

温かい人が「温」という字を書いたら、きっとこんな字になります。

温


ポイントは2つあります。

1.“へん”と“つくり”の間を広くしましょう。心が広くなります。

2.「日」や「皿」の左上を離しましょう。思いやりに溢れた性格になります。