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福岡の署名研究家・筆跡診断士 吉野直彦です。
「署名診断」・・・名前に使われている文字に込められた意味を探り、さらに、理想の姿に変われる名前の書き方を教えます。
今日は「真」の字で署名診断です。
眞の成り立ちは、「さじ」の象形(「ヒ」の部分)と、「鼎(かなえ)-中国の土器」の象形から成り立っています。
鼎に物を詰め、その中身が一杯になって「ほんもの・まこと」を意味する「真」という漢字が成り立ちました。
(「真」は「眞」の俗字(省略字)です。)
「真」の意味は、
1.まこと、いつわりではない事、本当の事、本物、正しい、正しいもの
2.まことに、本当に
3.自然のまま(例:天真爛漫)
4.生まれつき、天性
5.もと、本質
日本では「真」を以下の意味を表す接頭語としても使います。
・正しい、まじめ(例:真顔)
・まことの、うそいつわりのない(例:真心)
・正確・中央などの意味(例:真正面、真夜中)
・完全な、まじりもない(例:真水、真っ白)
・美しい、立派である (例:真清水、真弓、真鉄)
(漢字辞典-OK辞典「真」を参考にしました)
「美しい」という意味もあるので、女性の名前にもよく使われますね。
「真」には、正しく、真面目に人に育ってほしいという願いが込められているのでしょう。
正しく、真面目な人は、こんな「真」の字を書きます。
ポイントは、縦線と横線の接点です。
接点はしっかりくっつけて書きましょう。