2019年3月~緩和ケア病棟へ入った。

今までは、放射線治療(トモセラピー)、新しい抗がん剤、を受けるためにセカンドオピニオンを受けつつ様々な病院の外科を主に回っていた。しかし、結局、進行は止まらず、下半身麻痺、ベッド上から動けないところまでに至った。

今の状態でも出来る抗がん剤は有るには有るが、ただの延命処置にしかならず、かなり副作用も大きい。
どんどん体重が減り、食欲もなくなり、ベッドからは思うように動けず、1日中家の天井を見ているだけ。排泄のためにポータブルトイレへの移動さえも辛い、というか、足の感覚が無くなってきた。もはや死んだ方が楽なのではないかとさえ思える状況にまでなった。

もはや治療どころでは無かった。

もう、限界なのでとりあえず周りの環境を変えたかった。下半身麻痺もあり、これからどうなるのか分からない不安もあった。

この状況で入れるところ、最も適しているところが、ちょうどこの緩和ケア病棟であったと思う。

少しずつまた冷静さを取り戻して生きたい。