デイサービスの利用者様の持ち物の中でも高級品…
それが義歯(入れ歯)!
おやつの時間を迎えた際に、スタッフがある事に気づく。
山下誠二様 の義歯が口の中に無いんです。
「誠二さん、入れ歯が入っていらっしゃらないようですが、ありますか?」
「そうかぁ?」
本人全く気づいていません。誠二さんは認知症がありまして、少し前のことを覚えていらっしゃいません。
さて、入れ歯さんどこいったーーー!?
スタッフ全員大慌てで探しました。
ロッカーの中にも、カバンの中にも、ズボンのポケットにも無い…
思い当たるところは探したけれど無い。
だいぶ焦りが出てきた頃
もしかしたら…
利用者様がチラシで作った紙箱を、クズ入れとして各テーブルに置かせていただいてるのですが、その中にあるかもしれない。
ガサガサ探してみたけど…無い
いや、待てよ。この紙箱は昼食が終わると一旦全て回収して新しいものに変えている。
もしや…
すでに外に出してある大きなゴミ袋の中を捜索。
すると、ありましたーありました。やはり昼食後に回収した紙箱の中から、誠二様の義歯を発見!!
よかった。一件落着。
しかし、これで終わりではないんですよね。
ここから、今後同じことが起こるのを防止するためリスクマネジメントをしなければいけません。介護の世界でも危機管理は大変重要なものとなっており、時に人の命に関わる重大なミスを防ぐためのリスクマネジメントは必要不可欠です。
ということで、誠二様のご家族にも今回の消えた入れ歯事件(勝手に命名)の経緯を説明させていただき、一緒に対策を考えました。
ご自宅では義歯は食事の時以外は外していることも多いということで、義歯ケースをご用意していただき、特にご本人様が義歯を外してしまいがちな食後に義歯の手入れとともにそのままお預かりする形になりました。
また、紙箱の回収時には中身を確認しながら捨てることをスタッフ間で徹底するようにしました。
それにしても…義歯を弁償することにならなくてよかった。