あなたが来て、ありもしない日常シーンのアレンジを見せて

 

例えば、自宅を出て階段を下りる途中、階段に躓いて顔面を手摺に強打しているシーンが見えたとしよう

 

「なんでそんなこと考えてるの。自分をもっと大切にして」

 

と言われたところで、あなたがそのエピソードを作り、

 

光を当てているんですよ。

 

実際にはそんなこと起きていないし、起こそうとも思っていない。

 

作って見せて、注意喚起してみたところで、あたかもそれを私が望んでいるかのように思わせるのは止める。

 

母を職場に連れていき、私の腕枕で母を眠らせることもなく、個室に母を潜ませ会合をすることもない。

 

意識を私に向けるな。

 

母とあなたと私の意識を混濁させるな。

 

頭の構造が見ていると言われるのは、心外だ。

 

その能力で何をしているんだ。

 

私は実験材料ではない。

 

あなたが来るたびに寝ているわけにもいかない。