11月は島根に日本中の神々が集まる月です。


 今年は、地元に近い参加者の方々の同行もあって、
4回目の島根の旅です。


今、関西に戻って振り返ると、
各神社で神意を感じる事のできた
とても素敵な旅になりました。

思い返せば、2009年の出雲大社本殿の大屋根の葺き替えの前に、
初めて一般人が参拝できた本殿の天井に描かれた
八雲之図を拝見してから15年も経たっている事に驚きました。

協会の皆さんと参拝した2回目。
 

だったか3回目だったか、もう遠い過去の話でうろ覚えですが、
あの時は確か、東京から飛行機で島根に向かうも、

雪で島根上空を1時間近く旋回して東京へ引き返し、
空港近くのホテルで一泊した翌朝、

代替の飛行機で再び島根へ飛び、
一畑電鉄で移動中、もう少しで出雲大社だという地点で、
雪で止まって電車内に閉じ込められ、

暖房も止まってしまった車内でカイロを分け合ったり

乗り合わせた乗客達同士で励まし合い、
鉄道会社の配慮で受験生や妊婦さん、体調不良を訴える方を優先して、各方面へ向けて乗り合いタクシーが用意され、

出雲大社へ辿り着いた時の感動がひとしおだったという、
貴重な体験をした思い出深い土地です。

前回は、工事中だった神楽殿も今回は完成して、

本殿と間違われる大しめ縄もきれいになって、
改めて、歴史と職人技の粋が終結した建築様式美にこころ晴れ渡り、
参拝させて頂いて光栄な気持ちになりました。

 

 

神楽殿に向かう途中で、

私の事を良く知る神々のお一人が、

「〇〇ちゃん!」と再会の喜びの声をかけて下さり

「よく私の事を覚えていらっしゃいましたね。」

と驚いた。


個人的には、今回巡った六つの神社のどの屋根も切妻造で、
何度見ても日本の「凛」とも違う「気高さ」とも違う、

やはり「粋」という言葉がぴったりくる気概を主張していて、

大陸から日本を守っているという印象を受けます。

 


 

確か、最初に訪れた時に、大屋根を葺いた檜皮葺のお札を

頂いたのを覚えています。