1490回目:何をしたらよいかわからない法律のおかげで、思考停止から脱する | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

障害者差別解消法の中に
合理的配慮の提供という項目が
あります。

現在は努力義務なのですが、
来年4月から義務化されます。

内閣府がリーフレットなどを
出しているのですが、

(以下抜粋)

「合理的配慮」の内容は、障害特性や
それぞれの場面・状況に応じて異なります。

また、障害のある人への対応が「不当な
差別的取扱い」に該当するかどうかも、
個別の場面ごとに判断する必要があります。

事業者においては円滑な対応ができるよう、
主な障害特性や合理的配慮の具体例等に
ついてあらかじめ確認した上で、

個々の場面ごとに柔軟に対応を検討する
ことが求められます!

(ここまで)

とあるように、実際に何をしなければ
いけないのか、もしくはしてはいけない
のかが明確ではありません。

運用する側の事業者にとって判断が
難しいなと思いつつ、

これって、つまりその目の前の相手に
対してどういう対応をするのが
ベストかを考えて

可能な範囲で実行すること
なんじゃないかと思いました。

その意味において、障害の有無は
関係ありません。

同じ対応をされて喜ぶ方もいれば、
そうでない方もいます。

電車やバスの優先席とかも
そうですよね。

席を譲られるのが嬉しくない方も
いらっしゃいます。

法律で決められたことだから
守らないといけないのに、
どうすればいいのかわからない

と、思考停止に陥ることなく

目の前のこの人がどうしてほしい
と思ってるのか。

また、自分は何がどこまでなら
できるのか。

そのバランスで行動を決めていく
ものだとするならば

自分ができることと、相手がしてほしい
ことを話し合うしかないのでは。

年配の方は席を譲ってほしいものだ、
というのは無意識の決めつけなのだと
自覚して、

いきなり「どうぞ」と席を譲るの
ではなく、「おかけになりますか?」と
相手に選択肢を与えるような
コミュニケーションを意識していく
ことが大切なのかもしれません。

難しい対応が義務化されるな、と
一瞬思いましたが、

それって
これをすれば大丈夫、という
To doリスト、マニュアルを求めて
いるようなものです。

正解がない領域なのに、
正解を求めているようなもの。

一瞬とはいえ、そんなことを
思ってしまったことに対して、
思考停止だなと反省しました。

義務化されるのに、
何をしなければいけないか、
何をしてはいけないのかが
よくわからない法律は

思考停止に陥らないために
よいきっかけになるのかも
しれません。


【今日のまとめ】

正解がないのに、
正解を求めるのは
思考停止状態。