おはようございます。
115回目のブログです。
以前に何度か
ブログに書いていますが
仕事で炎上が続く案件が
ありました。
炎上しがちな領域の件での
会議があったのですが、
自分が言いたいのと
同じ「お断り」の内容なのに、
炎上にならない
エレガントな言い方を
されている方がいました。
「なんてエレガントな!」と
思いながら、
自分との違いを観察して
いたところ
使っている言葉というよりも、
話の持って行き方に
大きな差がありました。
私はまとめて結論から
言ってしまうのですが、
その方は、
ひとつひとつ丁寧に
ツッコミを入れるように
相手がひとつずつ、
「そうだよな。。。」と
納得するような
話のもって行き方を
していました。
自分はいつも
一気にズバッと結論から話し、
その後でなぜならば、、、と
説明をするのですが、
(せっかちなので、先に結論が
知りたいのです汗)
相手にとって良い結論であったり、
悪いニュースであっても
上司への報告であったり、
という場合には
結論からズバッとで
よいのかもしれませんが、
何かを断らなければ
いけない場合においては
相手にとって
いきなり否定されることに
なってしまい、
相手が反感を持ってしまって、
その後の話も聞く耳を持たなく
なっていたのかもしれない、
そして、
これが炎上の理由のひとつかも
しれないと
エレガントな断り方を聞きながら
考えていました。
自分は、
断られるときにも
まず結論を聞きたいのと、
仕事においては、
結論から述べるべし
という思い込みがあって、
見習うべきは
新聞の書き方、
見出しで結論を伝えて、
さらに知りたい人は
小見出し、記事、と
読み進めばよい
だと信じてきたので、
こんなエレガントな断り方が
あるのか?!
と、恥ずかしながら
衝撃を受けました。
よくこれで、
社会人を20年もやってこられた
ものです。。。
今まで炎上しなかった
(多少の炎上はあったと思いますが、
大炎上はなかった)のは、
ひとえに
周りの皆さまが
結論が先に知りたい人だったか、
「こいつは仕方ない。。。」と
諦めてくださっていたか、
どちらかです。
このエレガントな断り方を
見ながら、
和田裕美さんが説いている
営業の手法で同じものがあるな、
と思い出しました。
それは、
小さなYesを積み重ねていく
というもので、
例えば、
いきなり「英会話を習いませんか」では
多くの方がYesとは言わないと
思いますが、
「英語は、話せないより
話せた方がよくないですか」
に対しては
おそらく多くの方がYesと
答えるのではないでしょうか。
ここで詳述はしませんが、
「英会話を習う」のYesを
もらうところまで
少しずつ相手のYesを
積み重ねていくということです。
話を、エレガントな断り方に
戻します。
自分が、お断りでも
結論から聞きたいのは、
相手が断るときに
結論に至るまでの婉曲の前置きが、
聞いていてまどろっこしく
前置きを聞いている時点で
「あぁ、断られるんだな」と
分かりますし、
だったら早く断ってほしいと
思ってしまうからです。
たとえば、
よく街中で聞く
「○○はご遠慮ください」も
「○○はしないでください」に
してほしいな、と思っています。
我ながら、つくづく、
これではコミュニケーションが
上手くなるわけがないな、
とは思います。
ところが、
今回出会ったエレガントな
断り方では、
婉曲の前置きがないから、
まどろっこしさもなく、
それでいて相手の感情を
逆なでない
というものだったのです。
「反感は買いにくいが
まどろっこしい」か
「まどろっこしくないが
反感を買いやすい」
の二択しかないと
思い込んでいたので、
「反感を買いにくく
まどろっこしくもない」
という断り方は衝撃でした。
おそらく、これまでにも
そういうエレガントな断り方の
場面に遭遇していたのだと
思いますし、
それなりの期間仕事をされている方
にとっては、
そんなの当たり前、よくあること
だと思われるかもしれません。
私がようやく気付いたのは、
自分が炎上しているエリアで、
自分と同じ意見についての
エレガントな断り方を見たから
だと思います。
この「反感を買いにくく
まどろっこしくもない」
エレガントな断り方の
細かい分析はこれからですが、
まずはこの衝撃を記憶に
留めておきたくて
今日のブログを書きました。
【今日のまとめ】
仕事において、
話は簡潔に結論から始めるべき
と言われるが
何かを断らなければいけない場合に
結論から話をすると、
相手にとっては
否定から始まることになり
反感をもってしまったら
そのあとに続く理由も
耳に入りづらくなるかもしれない。
断るという結果にいたるまでを
相手がひとつひとつ
納得できるステップに分けて
丁寧に伝えながら
相手のYesを取っていく
そんなエレガントな断り方を
身につけたい。