その基準は行き過ぎていないか? | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

おはようございます。

今朝は冷えています。

ダウンコート登場です。

 

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うちの部署は細かい。

おそらく、非常に細かい。

 

「きちんとしている」

ということでもあるし、

 

それは、

リスクマネジメントの観点からも

悪いことではないと思います。

 

 

しかし、

すべてのことに全力で

細かくやろうとしすぎていないか?

 

と考えさせられる

ことがありました。

 

 

他部署との打ち合わせの際、

 

「あれどうしたっけ?」

(前に話したこと・・・)

 

「あ、まだ考えていなかった」

(もう日にちが近いけど・・・)

 

「じゃ、とりあえず、こんな感じに

しておきましょうか」

(今日、それ決めないの・・・)

 

 

*( )の中は私の心の声です。

 

 

終始、このような感じなのですが

とても和気あいあいと

楽しい感じだったのです。

 

話も一応進んではいて、

 

なにより、そこにいる全員が

 

「ま、大丈夫だよね」

 

と信じている空気感が

とても心地よかったのです。

 

 

決して、その場の全員が

そのプロジェクトに慣れていたのではなく

 

むしろ、経験者はひとりだけ、

という場でした。

 

 

 

そういう場を経験した後で、

自分の日常を振り返ってみると

 

すべてのことに全力で

細かくやろうとしすぎていないか?

 

という思いが

湧き上がってきたのです。

 

 

 

もちろん、

すべてのことに全力で

細かくやることは、

 

それができるのであれば

決して悪いことだとは

思いません。

 

 

しかし、

常人、凡人には

なかなか難しい。

 

というか、無理。

 

 

しかも、

限られた時間の中で

 

重要度の高くない仕事に対してまで

すべてのことに全力で

細かくやろうとしすぎると

 

重要度の高い仕事の

完成度が下がるか

もしくは

手が付けられない、

 

ということになりかねません。

(私自身、そうなっています。。。)

 

 

そのことで、

 

あぁ、今日もあの(重要な)仕事に

手が付けられなかった、

 

とか

 

あぁ、今日もあの(重要ではない)仕事を

片付けられなかった、

 

などと

ため息をつくような状況に

陥っていることに

気づかされました。

 

 

 

狭い世界だけにいると、

そこでの当たり前(細かすぎる)が

スタンダードになってしまう

リスクを実感しました。

 

 

もちろん、

自分の主張を通したり

仕事を進めていくためには

 

その場でもとめられる要件を

超えていかなければいけません。

 

 

ただ、

その場で求められる要件は

「その場」で求められるものであって

 

必ずしも

他の場所では必要ない、

 

ましてや

共通のスタンダードではない、

という意識をもたないと

 

自分が苦しむことにも

なるのだと思わされました。

 

 

さらには、

もし自分が上司、という立場であれば

それをメンバーにも求めてしまって、

メンバーを苦しめてしまうことに

なりかねません。

 

 

特に、

細かいということは

きちんとしている、

ということでもあり

 

それ自体決して悪いことでは

ないからこそ、

 

必要以上に求めないように

気を付けなければいけないと

考えさせられました。

 

 

さらに、

情報整理が苦手な相手にとっては、

 

たとえMUSTとWANTを

分けて伝えたとしても、

 

情報が多すぎて分からなくなってしまい

 

根幹がなくて、超末節の葉脈がある

 

のような

アウトプットになってしまう

こともあります。

 

 

これでは、

業務の進捗がないだけでなく、

 

メンバーを混乱させてしまっており、

人材育成という観点からも

いい結果とは言えません。

 

 

 

ここでは、

細かいこと

という例を挙げましたが

 

まったく逆の

「細かくないこと」

「おおざっぱなこと」

 

という基準に悩んでいる方も

いらっしゃるかもしれません。

 

 

自分が経験したことがないので

あくまでイメージですが、

税務や法務という業務であれば

 

やはり

「細かすぎる」

くらいであってほしい、

と思ってしまいます。

 

 

 

業務上であれ、

上司の特性上であれ、

なんであれ

 

それぞれの場所に

それぞれの基準が

存在しているのではないか、

 

そして、

その基準は

 

もしかしたら、

必要以上のレベルとなっていて

 

それによって

悩んでいる、苦しんでいる人が

いるのではないか、

 

 

そんな考えが浮かんできたのです。

 

 

自分のいる場の基準のレベルが

度を超えていないか、

 

それを確認するには

多くの「自分の場」以外の場を

経験する必要があると思います。

 

 

今回私が考えさせられた

きっかけとなったのは、

ひとつの打ち合わせという

非常に限られた場所だったので、

 

自分の場が「細かすぎる」のかどうか

それだけで判断すべきでは

ないと思っています。

 

 

多くのケースを経験することで

はじめて

何が一般で、

何が例外か、

を知ることができると思うのです。

 

 

まるで、

子どもが何かを買ってほしい時に

2,3人の友だちを指して

「みんな持っているから、買って」

というように

 

自分に都合のよい

少数の事実だけを見て、

 

自分のところがやりすぎだ!

 

と、主張するのは

違うと思うのです。

 

 

子どもの世界は狭いので、

2,3人の友だちが

「みんな」

になるのでしょうが、

 

大人になったいま

しかも、仕事でそういった

主張をするのは

違いますよね。

 

 

 

自分のいる場の基準に

悩んでいる、

苦しんでいる人は、

 

もしかしたら

自分を悩ませているこの基準は

「この場」だけの基準である、

 

とはいえ、

仕事を進めるためには

必要なことでもある、

 

と考えることで、

 

その場の基準に合わない、

できないからといって

 

自分という人間がだめだ、

というわけではない、

 

と思うことができて、

悩み、苦しみから

多少は解放されかもしれません。

 

 

 

また、

もし自分が、


ある意味

その場の基準を作っている

お客さまや上司


という立場であれば

 

自分が作って(求めて)いる基準の

レベルが度を超えていないか、

 

多くの「自分の場」以外の場を

経験することによって

測りなおす

 

ということが、


業務を進めるためにも

人材育成のためにも

 

必要なのかもしれません。

 

 

今日は長くなりましたが、

 

そんなことを考えながら

 

手をつけられていなかった

重要な業務に取り組めるよう

 

細かすぎるのではないか?

 

を、検証していきたいと思います。