アドラーで整理整頓、第4段
カンパニーアテンダントの仲川です。
第3段までは、
目的とは、
『何のために整理するのか』という整理の動機
目標とは、
『どんなオフィスにしたいか』『どんなオフィスだとうれしいか』
目標(理想)を決めることで、どのように行動すればいいのか具体的な方法や道筋が見えてきます。
ここからは、
整理の際に「使っている/使っていない」
「好き/嫌い」(この際、絶対必要なものは、省きます)
という、行動や感情を判断基準にするケースをよく見かけますが、これだと「使っていないけれど、手放せない物」の判断が難しくなります。
また、人は得になることよりも、損になることを重く考え、損を回避しようとする傾向「損失回避性」が強いそうです。
さらに、自分の所有物に、より高い価値を感じ、手放すことに強い抵抗を持つ心理現象「保有効果」もあり、この2つが物を手放すことの障害となるので注意が必要です。
アドラー心理学では、視野を広げて、
「プラスの建設的な方向か」
「マイナスの非建設的な方向か」で考えます。
「これを所有することは自分や会社にとってプラスになるのか」
で、残す/手放すを決めましょう。
「プラス建設的」は、それがあると便利になる。活動エネルギーが高まる。安心できる。テンションが上がる。ということ。
「高価な買い物だったから、もったいない」
「いつか使うかも」という物は、プラスになる要素が見当たらなければ、手放しましょう。
手放すことが、どうしても出来ないと感じている人は、整理することをためらいます。
まずは、プラスの物、マイナスの物に分けてみて下さい。
自分に会社に必要のないマイナスの物が、これだけ会社の中にあるのだ!と目で確認するだけでも、いいです。
(取り出すと、けっこうありますよ)
マイナスの物を持ち続けると、気分がスッキリしないものです。
見るたびに「これ、いらないんだけど・・・」と思ってしまうのは、常に負(マイナス)のエネルギーを撒き散らしていることになります。
人は、現状維持を保とうとする生き物で、変化することで状況が悪くなることを恐れています。
だから、「いつか使うかもしれない物」を手放した後に「使う必要性が出てきてしまった」という事態を避けたいと考えます。
しかし、ある研究によると、手放した後に使う必要が生じてしまったということが実際に起こるのは、およそ5%だそうです。
低い確率の「いつか」より「今」を優先して考えた方が建設的です。
人は失敗を認めたくないので、「いつか」が来てくれたらいいと心で思っているのです。
でも、ほとんど来ない「いつか」に備えることが、オフィスをスッキリさせない原因だったり、探す時間を増やしている原因になっているなら、会社にとって大切なこと(効率の上がるオフィス空間など)を優先して考えましょう。
まずは、強い目的意識「何のために整理するのか」
(ホームページにオフィスの写真を載せるため、など)
次に、目標
「どんなオフィスにしたいか」
(都会の雰囲気、など)
そして、
プラスか?マイナスか?
オフィスだけでなく、家庭でもアドラーで整理整頓してみては、いかがでしょうか?
その場合、片付ける一番の目的は、
社員が働きやすいことです。
社長さんだけが一生懸命で、社員が片付けないからといって、ギスギスしてしまうのも本末転倒です。
年末、年度末、売り出し期間中などで忙しいのに、完璧に片付けようなんて、思わなくても大丈夫です。
片付け(整理整頓)は、楽しく取り組み、目標(理想)のオフィスを想像しながら、一つずつプラスを増やし、マイナスを減らすことです。
いかがでしょうか?
カンパニーアテンダントは、
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