群馬県生まれ。高校卒業後、前橋信用金庫に入庫。退職するとき、周りから「何か悪いことでもしたの?」って聞かれた(笑)
カンパニーアテンダントの仲川実香です。
今日は、低価格、高機能、パソコン用メガネ「JINS PC 」が大人気のJINS 創業者、田中仁さんを紹介します。
最初の転機は、会社を退職して商売を始めたとき。高卒で出世はムリだろうと思って起業。
周りはみんな反対するんですよね。人気の信用金庫に入ったのに、なぜ辞めるんだ。お給料は毎年上がっていくし、安定した職業じゃないか。20年前は、転職する人自体少なかったので、あまり、いいイメージを持つ人がいなかったんです。
だから、「何か悪いことでもしたの?」って聞かれたんです(笑)
そのときは、結婚していました。
大丈夫か?無理しないほうがいいんじゃないか?って。
結局、反対を押しきって、大したお金もないのに一歩踏み出しました。あのとき、躊躇していたら、多分、今の自分はなかった。
一歩踏み出せたのは、理屈じゃないんです。こっちの方が、本気になれる気がした。その時は、雑貨の製造卸で、女性向けのポーチやエプロンを扱っていました。
このままではいられない。オレはここで埋もれたくない。もっと人の上に立ちたいって、ハングリー精神だった。
2000年。韓国でおしゃれで安価なメガネを見つけ、これをヒントに「JINS 」を立ち上げると、会社は順調に成長。
ところが、2006年に上場した後、最終赤字を2期連続で出してしまう。
上場でひとまず満たされて、慢心が生まれたんですね。社長の私のせいで、市場の変化に立ち後れてしまった。
そんなとき、お会いしたのが、ファーストリテイティングの柳井正氏。
柳井氏は、ビジネスにはビジョンが大切だ!とおっしゃった。
私は自分に足りないものに気づかされたんです。単に小商いをしている人間から、継続的、永続的な成功を求める事業家に変わった分岐点だと思います。
メガネは、フランシスコ・ザビエルが1543年に鉄砲とともに日本に伝えたと言われていますが、それから470年が経っているのに、大きなイノベーションが起こっていません。JINS がメガネの歴史を変えてみたい。
会社のビジョンを変えるというのは、見方をかえれば、それまでの会社の成功モデルを捨てることでもあります。
幸い、私にはそういうことに抵抗がない。
そもそもメガネの事業を始める前は、雑貨の小物を扱っては捨ててきましたからね。
変わらないと生き残れないから、変わる。
かくいう私も、毎日、逃げたいことばかりですよ(笑)でも逃げない。むしろ、嫌なことがあるとよっしゃ、と気合いをいれてぶつかっていくんです。経営者でなくとも同じです。
例えば、嫌な上司、嫌な仕事に対して、どう片付けていくか、ここに人の成長するチャンスが潜んでいるんじゃないかな。
今、活躍している人は、過去にそういう小さなことを積み重ねてきている。だれもが最初から、すごいわけではない。
苦労している瞬間はわからないけど。
不思議なことに思い描いていたものが、たいてい実現している。昔は、思い描けなかった。きっとそれを実現する力がなかったからでしょう。
順風満帆のように見える会社も、常に新しいこと、成長していく力、社長さんの頑張りがあるからこそ、継続的成長につながるんですね。
頑張っている、ステキな社長さん、応援しています。
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