雨でも15度前後にまで上がるようになり、春の陽気を感じるようになったこの日の出社時、電車に乗車すると遅れていたせいかすごい混雑!
ドア近くの吊革が頭に当たったので手を伸ばし掴まりました。
数駅揺られた所で端に座っていた40代ぐらいの男性が杖を握っていた手をぽんぽんと2度叩き
「こちらどうぞ」と!
なかなかゆとりを持つことの難しい朝に、しかもギューギューの中で席を譲れるなんてほんと感謝しかありません!
また退社時は、会社オフィスビルを降りようとエレベーターに乗ると、階数ボタンを押してくれた40代ぐらいの女性がいました。
玄関フロアーに着くと
「どこまで行かれますか?」と、お喋りしながら会社最寄り駅まで連れて行ってくれました!
乗換駅で電車に乗り、掴まる所が無かったので立っていました。
電車の揺れに動じないバランス感覚!
もしかしたらスケボーとかサーフィンとか上手いかもなんて考えていると、端の席に座っていた30代ぐらいの女性が
「こちらどうぞ」と!
近くにいた50代ぐらいの女性も心配してくれていたのか、それを見て
「良かった良かった」と!
本日もたくさんのやさしさをありがとうございました!
さて、週末はガイドボランティアさんを依頼し買い物へ同行してもらいました。
スーパーに行った後は60代ぐらいのご夫婦がやられている果物やさんへ!
元気のいいお母さんに
「髪の毛切ったの?今日もかっこいい」と褒められ、大好きないちごを購入!
まだ時間に余裕があったので喫茶店へ入ると、ボランティアさんからトイプードルの警察犬アンズちゃんのことを教えてもらいました!
自宅に帰ってから改めて携帯で調べてみると、2023/6/13(火) 8:00にTBS NEWSより「虐待されて殺処分寸前だったアンズちゃんがお手柄。トイプードルも警察犬になれる?」と言う記事がアップされていました!
※以下記事全文
水戸警察署は、行方不明になった高齢女性を見つけ出したとして、警察犬指導士の鈴木博房さんと嘱託警察犬のアンズ(トイプードル、雌10歳)ちゃんに感謝状とジャーキーを贈ったと、茨城新聞クロスアイが伝えています。アンズちゃんが感謝状を贈呈されるのは3度目だそうです。
警察犬はジャーマン・シェパードのイメージが強いですが、アンズちゃんはこんなかわいいトイプードルなのです。そのうえ虐待され殺処分寸前の犬だったということなのです。アンズちゃんのいままでの歩みを見ていきましょう。
アンズちゃんは、虐待を受けていた。
アンズちゃんの過去を知らない人は、トイプードルは、賢い犬なので警察犬になることもあるよね、と思うかもしれません。しかし、アンズちゃんは、生後3カ月で、飼い主に飼育放棄されているのです。
たまたま鈴木さんが、2013年3月、所用で立ち寄った動物指導センターで元飼い主が遺棄するところに遭遇しました。
「この犬、もういりません!どうしてもらってもけっこうです」
と、声を荒らげる男性がいたそうです。元飼い主は、鳴いてうるさい、オシッョコもできないなどの理由で遺棄したそうです。
当時、アンズちゃんは、3カ月の子犬でブルブルとふるえていたそうです。センターに持ち込まれたペットは、殺処分になることが多く、鈴木さんは、とっさに飼いますと言ってしまったそうです。
鈴木さんは、トイプードルなので飼いやすいし誰かに譲ればいいかな、と当初は考えていたらしいです。
ところが、鈴木さんのところに引き取った時、アンズちゃんは布団の中に入って顔だけ出して遊ばなかったようです。アンズちゃんは、元飼い主に叩かれていてそのトラウマを持っていたのです。
鈴木さんは簡単に人に譲ることができないと思い、アンズちゃんを愛情を持って育てました。保護され4年も経っていても、顔の前に新聞紙の丸めたものを上下させるだけで、ビクビクするような恐怖心を持っています。(虐待されていない犬は、平気な顔して怖がりません)。
こんな犬が、警察犬になり人命救助に当たっているのです。
アンズちゃんが警察犬に
鈴木さんは、アンズちゃんを人に対して警戒心が強すぎて、なかなか人に譲れないと思い、家で飼うことを決心しました。鈴木さんは、アンズちゃんを人が集まるところに連れ歩いて犬好きな人に事情を説明して、触れてもらい人間に対する恐怖心をなくしていったそうです。
それでもやはり警察犬はジャーマン・シェパードの方がいいのではないか、と考えるかもしれません。
しかし、アンズちゃんのような小型犬は、以下のように大型犬ではないメリットがあります。
・狭い場所に入っていける
・地面と鼻が近いので、小さなものを捜索できる
・今回のように行方不明者が、トイプードルのようなかわいいい犬を見ると心が和み恐怖心を抱きにくい
鈴木さんのところには、ジャーマン・シェパードの警察犬もいるので、一緒に捜索活動をしているそうです。
アンズちゃんが教えてくれたこと
犬がいうことをきかないで鳴いたりトイレを覚えなかったりするとイライラする飼い主もいるでしょう。そんなとき、アンズちゃんのことを思い出してほしいのです。
アンズちゃんは、幼い頃の虐待から人が怖いというトラウマを持っていましたが、いまではそれを克服して、警察犬になり人命救助までしてくれているのです。鈴木さんは警察犬指導士の技量ももちろんですが、当初はおびえていたアンズちゃんは、鈴木さんが育成するジャーマン・シェパードのグリム(雄、11歳)ちゃんに懐(なつ)き、次第に明るさを取り戻したそうです。
アンズちゃんを見ていると、やはり、愛犬が思うように行動してくれないというのは理由があり、飼い主がそれを懸命に克服できる愛情があることが大切です。アンズちゃんが、虐待を乗り越えて、警察犬として活躍をしている様子を知ると胸が熱くなります。
もし、愛犬を思うようにしつけができない場合は、犬の訓練士や警察犬指導士などの専門家に相談することをおすすめします。犬の性質を知って、愛情を込めて飼っていただきたいものです。
僕も子供の頃柴犬のコロスケを10年飼っていて、大好きで、いつもじゃれ合っていました。
ペットの虐待や処分はとても心が痛みます・・・。
鈴木さんがその場でアンズちゃんを引き取り、愛情たっぷりに警察犬にまで育て上げるなんてさすがですね、簡単に出来ることではありません!
アンズちゃんの大活躍に大拍手です!
感謝