生命が誕生してから、何億年もの歴史の中で、死なない生命もいただろう。

 

そして死なない生命は、生きていくための活動エネルギーを取得するための食料が尽きて絶滅しただろう。そこで、死を生命活動の一環として遺伝子に組み込んだ生命が誕生したのだろう。プログラムされた死という言葉があった。そういう死を取り込んだ生命だけが遺伝子に変異を起こして、環境に適応し、子孫を残して繁栄していくことができた。

 

とすると、生命は子孫のために死ぬのだと。死なない生命は生きていくためのエネルギーが枯渇して絶滅するだけだと。

 

地球上の生命の中の1つとして、人は子どものために死ぬのだと。