hisayossy世界見聞録

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シルクロードの現状
この写真すべてに、ウルムチ市内を警備している漢族の武装警察が写っています。

新疆ウイグル自治区では、2009年くらいからウイグル人の漢族に対しての暴動が頻発しています。理由はウイグル人の国だった東トルキスタンを占領し、漢族が自分たちに都合のいいように支配をしているからです。中国の経済発展は沿岸部から内陸部へシフトしており、それに伴い漢族が移住し、
新疆ウイグル自治区ではウイグル族と漢族の人口がほぼ同じになろうとしています。
ウルムチ市内のウイグル人地区、二道橋市場や国際バザール付近は 漢族の武装警察が常時警備して、不穏な動きがないか監視をしています。



シルクロードの遺跡保護に日本はかなりお金を出しています。しかし中国人観光客はそのことを全く知りません。(上海浦東空港が日本のODAで出来たように。)

莫高窟の展示資料館、交河故城内の歩道整備など、日本の政府及び民間がお金を出して作りました。
もともとは日本を始め先進国の調査団のおかげでシルクロードの遺跡が発掘されています。その証拠に、中国共産党はあの楼蘭を「砂漠の真ん中で住民がほとんどいないこと」を理由に1955年以来、核実験場にしてしまいました。ウイグル人をはじめとする少数民族の被爆者は100万人は下らないと言われています。
(但し、ドイツやアメリカのように莫高窟の壁画などを自国に持って行ってしまったなどの過去の悪行もありますが)
また、文化大革命では宗教を否定し、モスクや壁画など遺跡を壊すばかりでした。

中国の経済発展と共に中国人が旅行をするようになり、2003年頃から中国旅行業界の「国内での旅行先の受け皿」として、ある程度日本のお陰で整備されていたシルクロードツアーが中国人にも浸透し始めました。
それに合わせたかのように徐々に日本人のツアーが減り、2009年からのウイグル人暴動で激減してしまったそうです。
しかし歴史に興味のない中国人を満足させるためには、くだらない建物やお土産屋を作り入場料を取るようになりました。その典型は雅丹(ヤルダン)地質公園とカレーズ、火焔山。この3つは歴史と関係がないものなので行かない方が良いです。

今回のトルファンの中国人ガイド兼通訳のジジイもひどかったです。ところ構わずタバコは吸うは、吸殻ポイ捨てするは、痰を吐くは、日本語はヒドイは、散々でした。
但し、先祖の話しを聞くと中々興味深くて、1955年に父親が人民解放軍の屯田兵として新疆に入植。早い話が食糧難で軍隊の食いぶちを減らすために辺境の地に送られた。ガイド本人はウルムチで産まれたので、漢民族なのに食べ物は新疆料理を普通に食べているそうです。
NHKの撮影や日本の大学の学術調査に同行して、片言の日本語を話すようになった。でも今でも片言。(笑)典型的な最悪中国ジジイでした。

新疆ウイグル自治区は我々が発展させたという自負が漢民族にはあり、明らかにウイグル族をバカにしているのが感じ取れます。(ウイグル人売春婦の話しや、宗教上の性習慣を笑い話にしていました。漢民族の売春婦は世界どこにでもいるのに)


現在の新疆ウイグル自治区の人口は、ウイグル族820万人、漢民族800万人、カザフ族100万人、その他は一桁少ないそうです。政府系企業の進出に伴い、漢民族の移住が励行されており、近い将来は漢民族が過半数を超えるのは間違いないと言われています。
今選挙が出来るならウイグル族のリーダーが選ばれるはずですが、この機会を逃すと、現在の漢民族支配(トップは当然漢民族の共産党員)は永遠に続くことになるでしょう。ウイグル族のリーダー的存在だった「ウイグルの母」と言われるカーディルさんという人は共産党批判をしたために投獄され、釈放後もアメリカに亡命したままです。

漢民族とウイグル族の婚姻は過去の混乱期にはあったそうですが、今は宗教上の理由でほとんどないそうです。
混乱期に生まれた混血2世はウイグル族を選択すれば少数民族の優遇措置の恩恵を受けることが出来、例えば都市部なら子供が二人、農村部なら3人まで生めるそうです。
街ではどちらかわからない人を時々見かけます。

他の中国の街同様に、そこに住んでいる人を大切にしない政権が長く続くことはないと思いたいです。

吐魯蕃からの帰りの検問渋滞の時、通訳兼ガイドのジジイ曰く、「西側からスパイがたくさん送り込まれているから武装警察が厳しく取り締まっているのですよ」、と言っていました。新疆の未来はあまり明るくないです。