琵琶湖に浮かぶパワースポット「竹生島(ちくぶしま)」に行ってきました! | 総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ

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「関西パワースポット巡り 2017年秋」・・・その2

  

「竹生島(ちくぶしま)」と初めて聞いて、パワースポット巡りが好きな人でも、『それ、どこにあるの?』と思われた方が多いかもしれません。

答えはタイトルに書きましたが、琵琶湖に浮かんでいます。

  

▲宝厳寺本堂(弁才天堂)

  

  

竹生島の案内の前に・・・
  
50歳前後の更年期を迎えると、男女とも見えないエネルギーの転換期を迎えます。

女性はいわゆる「上がる」時がきます。
そしてエネルギーは水から火へと転換され、エネルギーも下降から上昇へと転換します。
  
女性が「上がる」のに対して、
男性は「下がる」のです。
女性は自然に水から火へと上昇の転換が起きますが、男性の場合は単に衰えます。

  

中年期以降の男性には、水のエネルギーを開発する事が大切です。

水の奉仕するエネルギーは、リーダーシップ論においては、「奉仕型リーダーシップ」として、その有効性が認められているそうです。

  

  

#日本三大弁財天:水のエネルギーの代表的な神社

・広島県の厳島神社:平清盛が信仰

・神奈川県の江ノ島神社:北条時政が信仰

・滋賀県の竹生島神社:羽柴秀吉(豊臣秀吉)が信仰

  

私は、既に厳島神社と江ノ島神社には行った事がありました。

今回ついに、三大弁財天全てを訪れる事ができました。

    

  

日本一大きい湖と言えば、もちろん琵琶湖です。

誰もがご存じですよね・・・多分。

  

  

では、上の地図で琵琶湖の北側、JR近江今津駅と長浜駅を中心に拡大してみましょう。

  

  

すると、琵琶湖の中に島が見えてきます。

  

  

これこそが、琵琶湖八景の中の最大のパワースポット、龍脈(りゅうみゃく)の真上にある「竹生島」なのです。

  

  

竹生島(ちくぶしま)へのアクセスは2通りあります。

このブログを読んで今後、竹生島に行きたいと思った方は、次のサイトを保存してください。

竹生島クルーズ

  

多くの人は、京都駅経由で行かれるはずです。

クルーズのルートは3つあります。「今津航路往復」「長浜航路往復」「今津→長浜航路(またはこの逆ルート)」です。

JRの乗車時間・運賃、及びクルーズの往復料金、島の滞在時間を考えると、結論として「今津航路往復」のルートをお勧めします。

  
また近江今津駅周辺のグルメは期待できません。
京都駅に戻られて食事する事をお勧めします。
  

  

ここで、「琵琶湖」の名前の由来について。

  

江戸時代の測量家として歴史上に名を残したのは伊能忠敬ですが、現在の日本地図の始まりでもある「大日本沿海輿地全図」は1821年に完成しました。

ですが、それ以前の地図で、琵琶湖は伊能忠敬が作成したものとほぼ形は似ていました。

  

「琵琶湖」という名前は、形が琵琶に似ているから、徐々に琵琶湖という名前で江戸時代の頃から広まったようです。

ただそれだけのようです。確かに琵琶を逆さにすれば、琵琶湖に似ているかもしれません。

  

▲出典近江と遠江の由来

  

  

また昔は、滋賀県一帯を「近江(おうみ)」と言いました。

現在も「近江」とつける地名がいくつも残されています。

  

実は「琵琶湖=近江」「浜名湖=遠江」でした。

これは、近いか遠いかは当時の都である奈良(大和)からの位置関係であり、いずれも淡水湖である琵琶湖浜名湖を指してつけられた国名のようです。

  

ちなみに明治維新を迎え、廃藩置県が行われると、近江国は大津県と長浜県になって、さらに大津県が滋賀県に、長浜県が犬上県にそれぞれ改称され、さらにさらに両県が合併して滋賀県となります。

  

いや~、Hisacchiのブログは医療関連だけでなく雑学も学べるなあ・・・と自画自賛(^^♪

  


▲頂上に宝厳寺本堂が見える

  

  
では、竹生島リポートを。
  
クルーズ船はそれなりの大きさです。
ただ、オンシーズンの土日祝日は予約ができません。
ですが、よほど多くの修学旅行生がいない限り、おそらく満席になる事はないと思います。
  


  
竹生島(ちくぶしま)は弥生時代から、島そのものがご神体として崇められてきた聖域です。
  

交通の便や琵琶湖の水運、肥沃な大地などで、あらゆる面で戦国時代から武将や権力者たちが争って手に入れたがった土地でした。

ここには竹生島神社(ちくぶしまじんじゃ)と宝厳寺(ほうごんじ)があります。

  

  

階段を上がると最初の鳥居があります。

  

そのまま進むと宝厳寺なのですが、ここで右に曲がり、竹生島神社から先に行きました。

  

  

御本殿は450年前、豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の一部、束力使殿を移転したもので、
国宝となっています。

御本殿の前で、他の観光客にお願いしてパチリ。

  

ちなみに、向かって右側の鳥居は、厳島神社と江ノ島神社の末社です。

毎年6月10日に三社合同の弁財天祭りが行なわれます。

  

  

観光客に人気なのは、「かわら投げ」です。

  

かわらけ(土器)に願い事を書き、湖につき出た宮崎鳥居に投げます。
投げたかわらけが鳥居をくぐれば、願い事が叶うとされています。

  

  

私もやってみました。動画を撮ってもらいましたが・・・



  

残念ながら2枚とも失敗でした。

  

ほとんどの観光客がかわら投げを行ない、知らない者同士でお~(入った)!・あ~(入らない)!で盛り上がりました。

  

▲弁財天女像

  

▲阿吽の龍

  

  

さて、竹生島神社から、続いて宝厳寺(ほうごんじ)に向かいます。

  

▲重要文化財「舟廊下」

  

  

移動途中の「舟廊下」は、豊臣秀吉の御座船(ござぶね:日本の歴史上、天皇・公家・将軍・大名などの貴人が乗る豪華船)だった「日本丸」の骨組みを利用して、桃山様式で作られました。

  

急斜面に掛けられたため、足元は高い舞台構造となっています。

  

▲重要文化財「観音堂」の像

  

  

「観音堂」の像では自分の具合が悪い所を、優しく撫でるのが良いとされています。

  

▲宝厳寺三重塔

  

  

「三重塔」は、お釈迦様の位牌を納めた仏舎利塔を形どったものです。

  

江戸時代に火事で消失してしまったと言われており、350年前の姿が復元されました。

  

▲もちの木

  

  

三重塔のそばには、樹齢450年とされるもちの木があります。

  

▲宝厳寺本堂(弁才天堂)

  

  

そして、西国三十三所札所めぐりの第三十番札所でもある「宝厳寺(ほうごんじ)」へ。

  

観光客の中には、札所めぐりの白服を着た人たちが、何人もいらっしゃいました。

  

  

724(神亀1)年に、聖武天皇が行基をつかわし、開基させたのが始まりとされています。

  

  

ちなみに、券売所から続く長い長い階段は祈りの階段と呼ばれ、165段あるそうです。

  

▲幸せ願いダルマ

  

  

ここでの人気は「幸せ願いダルマ」

  

ダルマの中に願い事を入れて奉納するとご利益があるらしいです。

  

  

それにしても、ここにいるだけで、時間がゆっくりと進んでいる気がしました。

危うく、帰りの乗船時間に乗り遅れるところでした。

  

特に男性のみなさんはいつか竹生島を訪れてみませんか?

  

▲ご朱印帳を持参し忘れたので、ここで購入

  

  

最後に、もう1つ雑学です。

  

近江今津駅方面に行くJR湖西線の電車は「サンダーバード号」と言います。これは前身の特急電車「雷鳥」に由来します。

そして湖西線ホームは、京都駅では「0番ホーム」なんです。

  

東海道新幹線は11~14番ホームで、これは東海道新幹線の管轄のため番号を変えられませんでした。

そのため、JR西日本在来線11本の運転番線を10以内で収める必要がありました。

  

そこで0番線から始まりましたが、下の写真のように案内には「1番線」が存在しません。

これが運転番線1番の線路で、貨物列車通過専用線路として使われており、乗降ホームがないからです。

ちなみにこの0番ホームは端から端までの距離が558mで日本一長いホームでもあります。

  

また、京都駅には34番ホームまであり、これも日本の駅の中で最も数字の大きいホーム番号となっています。ただし、京都駅に34もの乗り場があるわけではなく、実際の乗り場の数は19です。

関西空港線と山陰線のホームを、山陰線の「さん」にちなんで、30番台の数字にしているようです。

  

事前にこのような知識があると、パワースポット巡りもより面白くなると思いますよ。

ブログを最後まで読んで頂きありがとうございます。楽しかったでしょうか?

次回の「関西パワースポット巡り2017年秋」・・・その3もお楽しみに(^_-)-☆

  

 

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