国土交通省と熊本県、JR九州は、肥薩線八代~人吉間の鉄道での復旧で基本合意しました。おめでとうございます!!無残な被災から4年、事は大きく前進しました。

 

今後は、残る人吉~吉松間の鉄路復旧の協議が進展すること、そして被災した全区間の正式合意です。

 

復旧にあたっては「多額の税金を費やして復旧する意味があるのか」という疑問の声も出ています。ですが私は、鉄路復旧は間違いなく沿線の人吉球磨、芦北のためになると確信しています。

 

というのは、復旧する10年後にJR九州が製造しているであろう、目新しくて豪華な特急用ディーゼル車両が導入されると、沿線の活性化に多大に貢献するからです。

 

(現在のJR九州の特急用ディーゼルカーの「キハ185系」は、昭和63年頃に製造ですので、10年後にはもうさすがに引退していると思います。そうすれば必然と、JR九州は新型特急用ディーゼル車両を製造すると思います)

 

被災前に走行していた特急「かわせみ やませみ」は、人吉と熊本を1時間30分程度で結んでいました。この所要時間ならば、熊本駅に朝8時に到着すると設定して逆算すると、人吉駅を6時30分頃に出発するダイヤになります。早起きな通勤通学客が大勢乗ってくれます。吉松と湯前双方を始発駅にして、人吉駅で連結することも一考です。

 

(私事を申しますと、私は小売店アルバイト勤務のために朝5時半に自宅を発つことが多いですが、慣れると苦痛でも何でもありません。ですから、同じように早起きをする人は肥薩線・くま川鉄道沿線でも大勢出てくると思います。)

 

職種や勉強分野の選択肢が豊富な熊本市への毎日の通勤通学が人吉周辺で可能になれば、それは地域の人口流出を抑えると共に、専門スキルを学んだ学生さんが卒業後に地域で活躍する人材になってくれることもあり得ると思います。

 

車両の目新しさ、室内の豪華さゆえに、それまでに自家用車や高速バスを利用していた人も興味を持ってくれると思います、

 

…ただし、沿線自治体など関係者の皆さんが何もしなかったら、JR九州は普通列車用車両の改造車両の導入で、済ませるかもしれません。

ですので関係者の皆さんは、特急用車両の導入を強くJR九州に要望していってほしいと思います。