昨日に「SL人吉」の58654号機は最終運行をいたしましたが、JR九州の古宮洋二社長は、同機の人吉市への無償譲渡を表明しました。

 

以前より要望が出ていた、同機の人吉駅展示。僕はこれはいいことだと思っていましたが、最近熊本の人から、これに対する懐疑的な意見を聞きました。

 

人吉市役所の限られた予算、人員体制で、58654号機の良好な状態を維持できるのでしょうか。

静態保存でしたら可能かもしれませんが、圧縮空気による運転は可能なのでしょうか。

 

それよりも、じっくりゆっくりと時間をかけて、(私が熊日新聞投稿で提案しました)熊本県内企業の出資による協会設立、その協会による年数回の特別動態運行を模索してはどうか、と思います。

 

何も、「58654号機を人吉以外の地域に持って行かれる」というわけではありません。

 

山口・島根のSLやまぐち号は、新山口駅~津和野駅間に固定された運行でありながら、山口県全体の観光の目玉になっています。

 

だから58654号機も、当面は八代~熊本や熊本~肥後大津や三角線、将来的に肥薩線、という計画で運行を模索してはどうかな、と思います。