203 ; さよならプリントゴッコ | 近藤ひさしオフィシャルブログ「ドクツボ」Powered by Ameba

203 ; さよならプリントゴッコ


昭和52年に登場してから31年間
ご家庭の印刷機として

愛されて続けていた
プリントゴッコが

来月いっぱいで
販売を終了するらしい。

子供の頃、
まだ年賀状が盛んな時代
必ずと言っていいほど


この人間味ある印刷のモノを
目にしていた。

パソコンの普及によって
需要は減ったのは
ここに書くまでもないよね?


・・・レコーディング現場でも

僕が現役で活動していた
最初の頃はまだアナログの時代でした。

録音後のリズムトラックを
MIX直前でやや後ろにしたいと思ったとき

まず、そのトラックのコピーをつくって

あの当時は信濃町スタジオの向かい合った
スタジオ2部屋つかってケーブルを渡し

マスターを絶妙なタイミングで
先に走らせて

そこにコピーしたリズムトラックを
再生するという今なら

自分のMacBookで
2秒でできる作業を

半日かけてやっていました。
もちろん制作費も無駄にかかりましたね。


HISASHI KONDO


あの頃はよかったという話をする人が
必ずいるけれど

それは、あの頃しか知らない人が
言っちゃう発言だと思う。

いまの方がいいことが多いです。



プリントゴッコだって

またいつか現代に合うカタチで
登場してくれるに違いないと思うから