2020年もあと一か月を切った。今年は地下鉄サリン事件から25年の節目でもあったのだが、コロナ禍が世界を席巻し、なかなかオウム事件を振り返る機会も少なかったように思う。そんなコロナ禍の中でも宗教専門誌である「中外日報」が地下鉄サリン事件から25年経過した現在、オウム真理教が社会に投げかけた問題を検証する意味でも、各界の識者からの意見を集めて連載して下さった。井上順孝氏が「オウム事件と向かい合うことは、それを考え抜くことである。」と連載の最後を締めくくっているが、25年経過してもオウムの後継団体は存続しており、オウム的なものはこの社会の至る所に存在もしている。再びあのような忌まわしい事件を繰り返さないためにもオウム事件と向き合い、考え抜くという作業は必要でもあろう。そのための一助となる論考集だと思う。 

 

①遺族、悲しみから回復への道程    地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人 高橋シズヱ氏 

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20200916-001.html

 

②オウム死刑囚・元信者にとってのオウム事件   フォトジャーナリスト 藤田庄市氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20200918-001.html

 

⓷オウムの暴走を許したのは誰か   弁護士 中村裕二氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20200925-001.html

 

⓸オウム後継団体の現在   ひかりの輪脱会者友の会 中山尚氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201007-001.html

 

⑤後を絶たない「カルト被害」   弁護士 紀藤正樹氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201009-001.html

 

⑥宗教報道の問題     北海道大大学院教授 櫻井義秀氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201014-001.html

 

⑦荒行堂という修行現場を通して   正中山遠壽院荒行堂傳師 戸田日晨氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201016-001.html

 

⑧最初期仏教とオウムを相対比較    花園大教授 佐々木閑氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201030-001.html

 

⑨宗教学者はオウム事件から何を学んだのか   上越教育大大学院助教 塚田穂高氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201113-001.html

 

⑩「現在のこと」としてのオウム事件     國學院大名誉教授 井上順孝氏

https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/ron/20201118-001.html