激痛が走ったのは3年前である。

俗に言う、首が回らないという意味ではなく、右にも左にも動かせなくなった。

日がな一日、クイズばかりやっていたせいか?

レントゲンで見ると頚椎の間隔が明らかに狭くなっている。


ペインクリニックで痛み止めのブロック注射を10数回打ったが一向に治らない。

痛みは右っ側だが、注射は左に打つ。


病院へ行くにも、途中、公園で休み休み移動する。

(休んだからと言ってよくなるわけでもないが...)

継続して歩けないのである。

単に歳のせいとも思えず、痛み止の錠剤が手放せない暗澹とした毎日であった。


それがヨガの一種だと言う両手振り運動でピタリと止まった。両手をただ振るだけである。

スワイショウと言うらしい。

一日1000回近く振る。

爾来、痛みとは無縁になった。


これとは別に、整形外科で、最近脚力が衰えたというと、1日30分程度の散歩を勧められた。


内科でも、衰えは高齢のせいもあるが、30分の散歩は運動量として

『歳相応、バッチリ』だと言われた。


用事を兼ねて嫌でも歩くのに、特に散歩だなんてと、これまで歯牙にもかけないでいたが、

スワイショウで料簡が変った。


やつぱり、これが効くのである。

目的をもってせかせか歩くのとは違って、ゆっくりと時が流れる。

ふわふわ、くらくらしていた足元に、大地を踏んでいるという感覚が戻ってきた。


そうだ、久し振りに図書館へ行って(体力が衰えて、もう行くことはないと諦めていた)、本を一冊だけ借りてこよう。


借りたら返さなくてはならず、以前は遠いと思っていたが、

散歩のつもりで歩けば以外と近い。

暗示にかかり易い体質だなぁ···。


新しいスニーカーを買った。