みなさんは、もう、目標設定ができたでしょうか?みなさんが共通する目標は「合格する」ということです。詳細な目標設定がどのようになったのかで変わります。
 「ひさぽん」は独学の道を選びましたが、予備校の通信・通学講座はかなりすごいものだと考えています。しかし、合う人・合わない人がいるので、必ず予備校の通信・通学講座が良いというわけではありません。
 まずは、「ひさぽん」の予備校の通学・通信講座に対する捉え方をお伝えします。
 本気で勉強する気があって、1回で合格したくて、しっかり時間が取れて、お金をかけてでも合格したい人なら、予備校の通信・通学講座は本当に有効な勉強手段だと思います。
 なぜ「ひさぽん」はそう思うのか?
 令和5年度の行政書士試験を受験した際に、「ひさぽん」はLECの無料成績診断サービスを利用しました。このサービスは、LECの通信・通学講座生が主に利用しているサービスです。本年度は、1,772人の方がこのサービスを利用されていました。
 このサービスでは、自分の取った得点の予想だけではなく、偏差値、平均点、順位までわかってしまいます。
 「ひさぽん」がこのサービスで診断された内容はつぎのとおりです。
 得点:186点(平均点:170.7点)
 偏差値:53.0
 順位:824位/1,772人中
 「ひさぽん」の成績自体に意味はないのですが、注目してほしいのは順位と偏差値です。行政書士試験の合格率は10%~12%程度なのに、このデータから分かるのは、合格点である180点以上を取っている人が半数程度いるということです。
 もちろん、通信・通学生でも成績の悪い人はもしかしてこのサービスを利用していないかもしれません。また、独学の成績の良い人はこのサービスをたくさん利用しているかもしれません。しかし、このサービスの大半を占めているのは、LECの通信・通学性のはずです。
 ここでわかることは、行政書士試験全体の合格率は10%~12%程度に対して、LECの通信・通学生の合格率は50%弱程度いるということです。一般的の合格率の4倍~5倍の実績を出しているということです。



 この数値を見れば、通信・通学講座はいかに優れているかということがわかると思いませんか?
 しかし、一方で、通信・通学講座は、最低限必要な勉強時間が半端ではありません。「ひさぽん」の友人に伊藤塾の通信講座のテキスト・問題集を見せてもらいましたが、膨大な量です。ほかに「ひさぽん」自身も購入したことがあるフォーサイトの通信講座のテキスト・問題集の量は更に膨大でした。問題数でいけば、「択一式問題(ほとんど5肢択一)」が1,000問以上あります。市販の問題集とは比べ物にならない質と量。これをこなさなければいけません。
 この選択をするには、「時間」と「お金」が必要です。正直、独立開業資格を取得するためですから、「お金」はあるのであれば投資すべきと思います。しかし、「ひさぽん」の場合、この問題をこなすだけの「時間」がありませんでした。
 2年目でフォーサイトの通信教材を購入したのですが、本当に挫折しました。勉強時間を1日1時間しか取れない「ひさぽん」がこの問題集を一通り全部終わるのに、2月から8月までかかってしまったのです。当然、2回目するときには何も覚えていません。最初の3か月で、この勉強法は「ひさぽん」の場合はあっていないと気づいていたのですが、お金を出してやり始めた以上、やり方を変える決断がなかなかできませんでした。正直、1年目に178点を取っていたので、1回目の問題集を進める時間がもっと短いと予想していたのです。そんな甘いものではありませんでした・・・。絶対的な時間が全く足りませんでした。結局、フォーサイトの教材をやめて、市販教材を9月に入ってから買い直しましたが、残りの時間がわずかだったため市販の問題集を自分が必要とする回数をこなせませんでした。結果、2年目も178点止まりでした。
 誤解を与えてはいけないので補足ですが、「ひさぽん」は本当に1日1時間程度しか勉強できない体質です。しっかり1日2時間~4時間勉強できる人であれば、フォーサイトの教材であればかなり合格できる確率は高いと思います。過去問は分析されつくしており、頼もしい教材であったことは申し添えます。
 「ひさぽん」の経験から言えることは、次のとおりです。
(1)通信・通学講座できっちり勉強すれば、合格率は飛躍的に上がる。
(2)通信・通学講座は勉強の「質」と「量」がものすごい。
(3)通信・通学講座に向いている人は、「時間」と「お金」をかけられる。
 これらの内容で納得ができ、通信・通学講座のみなさんと一緒に頑張ろうという気持ちがある人には、通信・通学講座については絶対にお勧めできます。独学よりも絶対に良い勉強法だと確信しています。
 しかし、「時間」もしくは「お金」がない、またはどうしても自分のペースで勉強したいという人は独学が向いていると思われます。
 ここで「ひさぽん」が伝えたかったのは、「通信・通学講座でしっかり勉強できる人であれば、独学ではなく、通信・通学講座を利用することを強くお勧めします。」ということです。
 それでも、独学で勉強するという方は、これから紹介する「ひさぽん」の勉強法を一緒に確認していきましょう。

 なお、LECの無料成績診断サービスは、採点の目安にしかなりません。特に、「記述式問題」の部分点は、一般財団法人行政書士試験研究センターは一切開示しておらず、これまでの分析結果と模試の採点実績等を考慮したLECの見解によるものです。合否を保証するものではありません。
 ちなみに、無料診断サービスと一般財団法人行政書士試験研究センターから受け取った合否通知の採点結果の違いは以下のとおりです。

【LECの無料成績診断サービスの採点結果】


【センターから受け取った合否通知の採点結果】