このブログは、行政書士試験の合格に向けた内容に特化しています。だから、行政書士試験とはどんな試験かというところの調査方法については飛ばします。その調査結果は、このブログでお伝えすることにします。
 なぜこんなことを書くかというと、「ひさぽん」は行政書士試験を3回目の受験で合格しました。こんなに回数を重ねてしまったのは、1回目の時点で正しく行政書士試験はどのようなものかということを調査・分析していなかったことが大きな原因だと考えています。おかげで、最初の目標設定を誤ってしまったとしか言いようがありません。その内容についても説明します。
 とにかく、行政書士試験に限らず、どんな試験でも正しく目標設定をするためには、その試験がどんなものかを知ることがとても大切です。それは心にとめておきましょう。

 行政書士試験は、大きく分けると法令科目と一般知識科目の2科目に分かれています。法令科目は244点、一般知識科目は56点で合計300点満点の試験です。法令科目244点の内訳ですが、5肢択一問題が160点(40問×4点)、20肢選択式問題が24点(12問×2点)、記述式問題が60点(3問×20点)となります。一般知識科目はすべて5肢択一問題で56点(14問×4点)になります。
 次は、合格基準です。合格基準については、試験問題が難しくて合格者が極端に確保できない場合に特別に変更されたことがあるようですが、よっぽどのことがなければそのようなことはありません。以下の通りになります。

【合格基準】
次の要件のいずれも満たした者を合格とする。
(1)行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上(満点の50パーセント以上)である者。
(2)行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上(満点の40パーセント以上)である者。
(3)試験全体の得点が、180点以上(満点の60パーセント以上)である者。


 
 行政書士試験受験者が一番気にするのは、一般知識科目を24点以上取れなければ、試験全体の得点が180点以上取れていても不合格になることです。SNSのみなさんは、これを「足きり」と呼んでいました。みなさんは、この「足きり」を恐れてこの試験を受験されています。なぜなら、①法律の勉強とは違う、②過去問から問題が出ることがほとんどなく、一部の問題しか傾向が読めない、③どこを勉強すればよいかよくわからないからです。
 とにかく、一般知識科目については、この「足きり」に引っかからないことが大切です。どう勉強するかは、別の機会にお話しします。
 ちなみに、法令科目の「足きり」の点数以下なら、一般知識科目が満点でも180点に届かない点数です。特別に意識する必要はないと思います。
 この合格基準を頭に入れて、行政書士試験はどのように点数を取るべきかについて考えていきましょう。