詩。 | 本音のホンネ

本音のホンネ

日常、愚痴、駄文など。


私は言葉を飲み込む

伝えたい想いも何もかも

脳の中で呟く

傷つかないでいいように

傷つけないように

そうして何時しか呼ばれた私の名前

それは私が持つ名前ではない

人に言う名前でもない

私にはその言葉の意味が分からなかった

その言葉が

私を人間として認めていない

意味だけは理解出来た

その頃の私は幼く

大人が何を意味して

その言葉を使ったのか

今でもよく分からない

だからこの感情を

今でも消せずに居る


私は私を否定し

追い討ちをかけるように

人もまた

私と言う存在を否定する

それでも私は死にたいなんて想わない

存在意義が有ろうが無かろうが

それは大した事ではない

そんなモノ無くても

私は生きるのだから

この身体は微々たる速度で

確実に着実に

命の灯火を削っている

私が手を下さなくても終わる事

もう自ら死を求めはしない

痛め付けても

それは微々たる事で

破壊と再生を繰り返す様に

プラマイゼロになるだけ


あの頃の私は

その言葉を上手く飲み込んだつもりで居た

今の私は

その言葉であの頃を想い出す

記憶が抜けてしまうから

それが苦痛のフラッシュバックになろうとも

私の記憶である事に

変わりはないと確信出来るモノになった


求め続けた先に答えが無いのなら

与え続けよう

貰える事が当たり前になり

特別だったモノが煩わしくなるくらいなら

私は何も求めたりしない

与え続けた先に何も無くとも

それはそれで悪くは無い

無意味だろうが無価値だろうが

それは受け取り側次第

私が出来る事は

答えではなく

その道先案内人


愛されたいと嘆いていた私

求めるばかりで与えもしない姿は

まるで餌を待つペットかそれ以下

愛なんて目には見えないのに

見える形で求めた先に

本当の愛なんて有りはしない

想いも同じ

形には出来ない

言葉は助手的役割

だから行動で伝える


こんな私は

誰にも愛されないでしょう

アナタにも愛されないでしょう

それでもいい

私は誰かを愛すから

私はアナタを愛すから


さようならの代わりに

ありがとうをアナタへ