その思い込み、外せますか? | スピリチュアル×ビジネスで「なりたい自分」になる方法

その思い込み、外せますか?

なんでなんだか分りませんが、人って「これはこうあるべきだ」という変な思い込みをしますよね。




私もそうです。まだまだ人間として経験の浅い未熟者であるくせに、その底薄い経験から物事に対する勝手な枠組みを生成し、色眼鏡を付けて判断してしまう。「ステレオタイプ」とも言いますね。




しかし、この人々の「思い込み」をうまい具合に裏切る(はずしてやる)と、そこに「サプライズ(驚き)」が生まれ、時として感動をも与えるような演出へ昇華することができると思います。






例をあげましょうか。




普段から仕事が忙しく、なかなかデートに漕ぎ着けられない彼氏を持った女性がいるとします。




でも実は明日は女性の誕生日。彼に誕生日くらい私に時間を割いてくれないかと問いかけます。




しかし彼の返答はそっけないもの。「その日は大事な取り引き先との会議が入っている。ごめんね。」




女性は失望しますが、仕方ない(優しいですね。笑)。その後たまたま連絡のあった友達と誕生日を過ごすことにしました。




さて誕生日当日。友達との待ち合わせ場所に向かった女性は、そこで信じられないものを目にします。約束の時間に現れたのは友達ではなく、両手いっぱいに花束を抱えた彼。




「誕生日おめでとう!」




え、どうして?その後も近くのホテルの高級ディナーなど嬉しい演出が続きます。






どうですか?




ようは友達と彼がグルで仕組んだサプライズだったわけですが、女性からしてみると「彼は誕生日に会えない」という強固な思い込みが形成され、それが良い意味で裏切られたので感動に繋がったということになります。




きっと、この女性にとっては一生忘れられないような誕生日記念になったことでしょう。めでたしめでたし。






さて、このサプライズ感、ビジネスに結び付けられませんか?




例えば、全国的に広がっている有名居酒屋チェーンに対して私たち一般的消費者は「どの店舗によっても同じようなサービスが受けられる」ということを思い込んでいます。ハンバーガーチェーンでもカフェチェーンでも牛丼屋チェーンでもコンビニチェーンでもそうです。




メニューが同じ。料金が同じ。店員のユニフォームが同じ…。




経営側からしてもそうです。すべて同じにすることでサービスの均一化を図り、原価コストの圧縮に繋げ、それこそが多店舗展開のうま味とさえして運営しています。




間違いじゃないですよ、儲かっていることろは儲かっていますし。




しかし一方で、あえてそうしないチェーンもあるわけです。






有名なところでは「餃子の王将」チェーン。




地域に密着した柔軟な店舗経営を目指し、店舗ごとに味をアレンジするなど、それぞれ個性を付けています。




当然店舗によって当たり外れはあります。しかし、結果的にそれが王将の一つの「売り」となって、(それだけが原因だけではないでしょうが)、この不況下に業績を伸ばし続けています。




A 「チェーン店はどこに行っても一緒だろ?」


B 「いや、王将は違うんだよ!」


A 「へー。じゃぁ行ってみようか?」




C 「○○店の餃子は他の店に比べて旨いな、俺好み。また来よう!」


→他に比べる店があるからこそ、旨い不味いの基準ができる。


 人間、旨いと思った店にはまた行っちゃいますよね?







これも一つのサプライズ(?)とまとめたら強引ですかね??




や、かなり強引かも(笑) すみません、例示が下手でm(__)m






でも、良い意味で「思い込みを外してあげる(裏切る)」仕掛けを持つっていうことは、これからのビジネスにおいては大事なんじゃないかなと思うわけであります。




というのも今の若い子たちを見ているとサプライズが大好きみたいなんですね。例に挙げた誕生日もそうですけど、みんな演出するのが凄く上手いです。




物がありふれちゃって、心の触れ合いに楽しみを求めに来ているっていうか…。なんだろう、うまくまとまらないですけれども。