30代以上の社会人なら、だれでも知ってる超有名ブラック企業。
そこが4割弱の株主に君臨する占い企業がある。
過酷なノルマ、超体育会系で今の時代ではありえないような朝礼が行われていたブラック企業。
どれだけの社員がそこで心を折られ、会社を去ったか・・・。
そして、メンタルの不調をもたらしたか・・・。
ブラック企業が親(株主)であるということをその占い会社で働く占い師は、何も思わないのだろう。
しかし、これはおそろしいビジネスモデルだ。
邪悪なブラック企業がどんどん社員をつぶし、毎年大量の人が壊れる。
その壊れた人々をブラック企業傘下の占い企業がお客として拾うのだ。
毎年4月には、新入社員が入社しブラック企業の洗礼を受ける。
その中で、まともな思考の社員はすぐに辞め、そうでない人は壊れるまでそこにいる。
鬱をはじめとするメンタルの不調をかかえ、救いを求めて利用する占いサービスが、実は自分の所属するブラック企業傘下のサービスだなんて知ったら、そのサービスの利用を敬遠するだろう。
けれども、心が壊れた状態では、そうしたことまで考えが向かない。
そのブラック企業とその傘下で構成するマーケットの中から、1円も他には流さない悪魔のようなビジネスモデルがそこにはあるということだ。
廃人から搾取する占いサービス。
世間からはそう映ってもおかしくない。
無知な占い師がおり、金になればどこでもいいという占い師がいるからこそ、このビジネスモデルが成り立つ。
占い業界で、こうしたカオスな画が広がっていることを問題だと捉える人はいないようだ。
でも、そこにはハッキリとこうした姿が浮かび上がる。
株主報告書から、ブラック企業株主の存在を消すことはできないのだから。
ハリー・ポッターの世界では、ヴォルデモートの闇の勢力に呑み込まれることはなかった。
鬼滅の刃でも、人間は鬼に打ち勝つことができた。
アベンジャーズでも、大量殺りくを行うサノスを倒すことができた。
でも、占い業界では、占い師の大半がブラック企業傘下のカオスな世界を受け入れるらしい。
私は、そんなカオスな世界を恥ずかしいと思うし、受け入れるつもりはない。
本来、信念をもって占いをやっているのなら、上記のような世界を受け入れることはないと思う。
ジャニーズのような環境下と違って、ブラック傘下で占いをやらなくても別にあるんだから。
つまり、ブラック傘下にいた方が自分に有利だとか、都合のよい考え方しかしない連中がそこにはいるんだと思う。
本当に占いが好きだとか、ちゃんとやっていこうという人はまず選ばない選択で、ビックモーターの問題の時にもそこの社員がクズだという見られ方はあったけども、世の中の人の一部からはやっぱりクズだと思われるんだろうなと感じる。