何度も書いているようなテーマですが、占い講座を受け占い師になったのにまるでうまくいかない人って多いです。
占い講座は、対面講座でも、オンライン講座でも、YouTube講座などでも、どれも同じことがいえますが、最大の要因は教える側に問題があります。
彼らは実際の鑑定ではほとんど通用するようなレベルでなく、実際には見せかけだけの鑑定実績だけしかない。そうした詐欺師のような連中の演出に引っかかった受講者側にも落ち度があり、腐ったパンケーキを広告やパッケージに騙されて買ってしまったようなもの。そして、あなたがそこで知った占いを提供するというのは、腐ったパンケーキを本物のパンケーキだと思って提供しているようなもの。それを提供しようとして、世間からはコイツやばいやつじゃんとなるのは当然でしょう。
TV出てるからとか、30000件鑑定してるからという基準で占い講座を選ぶのは明らかな間違いで、金で買えたり、脚色できるもので判断すると騙されます。
ごまかしが一切効かないものを判断の材料に加えない限り、正しい答えを見つけられるわけありません。
たとえば、だれから占いを学んだかの師弟関係。サラブレッドの血統と同じように、占いでも誰から学んだかは結構大事なことで、ちゃんとした人の弟子はちゃんとしてるとみられるし、実際にダメな人は破門されたりするので、この関係を見るのはアリです。
あとは、弊社マリーシェルのように目で見える実績。
・これまでテナント出店ができていない審査の厳しい施設への出店
これなんかは、不動産(特にリーシング)の人からまず無理とかあり得ないとよく言われるもので、催事契約などはあってもテナント契約なんかは無理だと言われます。マルイやイオンなどなら、NGになることはありませんが、絶対に受け入れないと思われる施設っていくつかあるんです。昔でいうところの敷居の高いところ。
なんとでもいえるもの、金で買えるものを実績と捉えると失敗します。
最近は、TV、雑誌の占い枠はほぼ広告枠です。まったく聞いたこともない、予約も入らないような占い師が出ているのは、そのためですね。ごまかしの効かないもの、そうした部分で判断していかないと確実に騙されてしまうし、占い業界の専門誌なんかも、もはや専門誌と言えるほどの中身はない。まともな取材をするわけでもなく、もはや特定の一部の企業の広告媒体化してしまってます。
見せかけだけの占い師の講座では、見せかけだけの占い知識を教えられます。
星の意味とか、カードの意味とかをさも真っ当なように講座で伝えていくんですが、たしかにそれも占いの一部なんでしょうけども、鑑定ではまるで使えないレベルの代物。
なぜなら将棋やチェスをやっているのにオセロをしているような鑑定になるからです。
将棋やチェスでは、各駒に決まった特性があります。一歩ずつの前進しかない歩のようなものもあれば、縦横を自由に動ける飛車、斜めに自由に動ける角など、打ち手はその駒の特性を活かせて進めていくものです。逆にオセロは、石をどこに置くかだけで、その石自体に特性があるわけではありません。
見せかけだけの占いでは、オセロのような思考で、風の時代だからこうだというのが決まっていて、相談者本人の特性を無視した鑑定になります。こういう流れになっているからこうした方がよいというのはわかるけども、そもそも本人の特性にはない動きは、実際本人がしないわけで、本人の特性をもとにしたアドバイスにしない限り、無意味なものになるんです。
リピーターの取れない占い師は、大概自分自身を主にしたような占いをします。あくまで主人公はお客様なので、「もし自分がお客様だったならば・・・」で考えないといけないところを「もし自分がお客様の立場だったならば・・・」で考えてしまう。これは自分がお客様と同じようなキャラ(特性)であるなら成立するけども、違うキャラなら成り立たないんですね。
鑑定の中で、お客様と会話をしない占い師は、特にこの傾向があるとみてよいでしょう。話を聞かないで一方的に進める、本来は鑑定の序盤で確認作業をしていかないと、その後の鑑定結果がまるで意味のない時間の無駄になってしまうんですが、そうしたことを見せかけだけの占い師は知らないし、気づいていないから、こうした点を講座の中で伝えることができません。
1万円の講座でも、30万円の講座でも、これは同じことがいえ、アホから学ぶものはないということです。
私が対面占いの審査をする際には、鑑定の流れが作れていない占い師に、3人くらいの占い師から実際に鑑定を受ければ違いがわかるとアドバイスをよくしています。
3人くらいというのは、上記のようなアホ(外れ)が多いため、2人受けてふたりともハズレがありうるからです。真摯に占いを取り組もうとする人は、ちゃんと占い師を精査して選びますが、大概は安い占い師を求め、わざわざハズレから選びます。まともな人なら、3人くらいの鑑定を受けるという意味を安かろう悪かろうの中から選ぶことはないだろうという想定のもと、こうした伝え方をしていますが、たぶん想定の逆をする人も結構いるでしょう。
弊社が占い師として採用する際に、経験が足りない占い師に同じことを言いますが、ちゃんとそれを実行した占い師は、早々とリピーターをつけることができるようになりました。
複数人の鑑定を受けることで、同じ占術でもまるで違うということに気づくんです。特に受験勉強をバリバリやった人は、この感覚を知っているはず。受験勉強では、過去問とかをやる中で難しさの質の違いに気づきます。まるで歯が立たないものもあれば、そうでないものもあると。これと近い感覚で、同じ占術(占い)でも占い師によって、その質がだいぶ異なります。
BF(ボーダーフリー)も、一流でも占いには違いはない、だけどもその中身とか質はまるで違う。
今占い業界で起こる90%がリピーターの取れない占い師というのは、BFの蔓延を指していて、企業が提供するサービスでも、いかにBFを一流に見せるか?みたいなことをやっているのが現状です。占いの団体とか協会なんかも、BFがとる権威化を図るための道具といえるでしょう。
できれば、BF以外の占い師3名の鑑定を受けるのがオススメです。みんな同じ条件で受けるべきで、たとえば30分の占いと決めたら、全員同じもので比較するのが良いでしょう。10分の占いはやめた方がよいです、10分の場合だとBFと一流の違いの差に気づきにくいからです。
一般的に著名占い師とされる人は、大概BF著名占い師で”BF”という冠が付きます。これは先日の最強開運日騒動でわかったと思いますが、一流とは真逆にいる人々です。大学で使うBFという区分と大きく違うのは、占い業界のBFには、”バカな友達付き合い”の意も含まれています。SNSを見ればわかるように、BF占い師ほどフォロワーを必死に集め、BF占い師同士でつながりを求めており、力を入れるところがズレていることがこうしたところからもわかります。
弊社のSNSアカウントを例にとると、店と関係のない占い師をフォローするなどは一切しません。BF占い師のSNSアカウントを見ればわかるとおり、一般ユーザー目線では"キモイ"しかない。まさにBF通りのバカな友達つながりみたいな感じになっていて、これでは一般から敬遠されます。SNSで広告収益を取っていくなら別ですが、そうでないなら極力バカとは関わらない、これが弊社の考えです。
占い講座を受けて、プロデビューしたあなたが数字を残せない原因は?というタイトルをつけて書き始めましたが、途中途中でだいぶ脱線した感はぬぐえませんが、まあブログなのでこれでよしとしときます。
最後に、BF占い師になるのは自分の選択の結果であって、自分自身の問題です。ダメな状態から抜け出すには、自分自身が変わろうとしない限りは無理で、逆に変わろうという気持ちがあるならいつでも変わることができるはずです。BF占い師が持つバカな友達付き合いは、ある種、呪縛のようなもので、みんな同じ状態だからって、安心の保険を手にしているような感覚だけども、実際には何も得られるものがないことを知るはず。バカの壁を乗り越える勇気、それはワンピースを見つけて海賊王になろうとするルフィや上弦の鬼に立ち向かう炭治郎たちのような熱いものではなく、ティッシュで鼻をかむ程度のもの。いつまでも鼻水垂らしてバカ面してんの?ってことなんですよ。