占いのミスマッチはこういうところが問題なのかも。
本来、占い師の場合、長期で活動していくうちにリピーターさんが徐々についてくるため、3ヵ月、半年、1年と期間が経つにつれ、リピーターさんが売上を下支えしてくれて、新規で積み上げるというモデルが組めるようになります。
レビューなども、件数が集まる3ヵ月くらいは不安定な感じになりがちですが、その後安定してくるようになり、腕のある占い師は上昇していきやすくなります。
でも、なかにはそうはならない占い師の方もいるのではないでしょうか?
最近、ひとつの原因として思うのが、お客さまとの認識のズレやミスマッチ。
これの影響が結構あるんじゃないかと思うんです。
認識のズレやミスマッチといっても、さまざまなケースが考えられますが、その中でも意外と影響が大きいのが、占い師がお客様のどの時期を観て結果を伝えているのか?ということ。
これだけでは「ん?」となるので、具体的な事例を挙げます。
お客様の質問では、
・あの人が今自分にどんな気持ちを抱いているの?
こういった質問をされるケース多いです。
恋愛系の相談で片思い中とかによくある質問になります。
算命学系とか四柱推命の場合は、気持ちは占いませんとなるので、タロット系の占い師がよく受ける質問です。
そういった場合に、カードをきって、
彼、あなたに気持ちありますよ
みたいな回答をしたとします。
すると、ここでは今を基準に鑑定を進めていくことになり、その後の相談に関しても、そこが基準で進んでいくことになるでしょう。
だけども、付き合った後はどうなのか?相性自体で問題はでないのか?
ようは先の段階での結果に関しては、頭の中で時間軸を切り替えていかなうと、その鑑定の時点ではスムーズな鑑定で良い評価を得ても、数か月後の未来にはもう、あの鑑定で言われたこと違っているんじゃないか?といったことにもなりかねないんです。
当初の話の仕方、説明次第なんだけども。
相性として本来観るとよくはない。だけども今彼はあなたに気持ちがある。
この相性として観ると良くないという部分。ここをその時点で伝えられているかどうか、これって結構大事だと思うんですね。
相性が悪いが、付き合いたいのか?
これは相談者の考え方や意志次第でしょう。
付き合いたいなら、それで進めていくためのアドバイスをする必要があるし、鑑定をしていくことになります。
気持ちを知りたいという質問に対しては、気持ちの有無を鑑定するのは当然ですが、それだけ占って終わってしまう。
こういう進め方の占い師が、結構多く存在します。
鑑定をしていく時の本当に大事なことは本には書かれていないし、師匠とかついていないと知る由がありません。
サンプルで鑑定をやらせてみると、今回挙げた鑑定になる人は少なくみても50%くらいはいるように感じます。
占い師側は自分の鑑定でどこが悪いのか、一切気付いていませんし、自信満々な人も多いです。
でも、これじゃ実際にお客様のお悩みを解決し、本当に相談してよかったと思われる鑑定にはなっていないですし、それはリピーターの数で後々証明されることになるのです。
相談者と真摯に向き合い、この人の悩みを改善してあげたい、なんとかしてあげたい、そんな気持ちのある人は自然ときちんとした対応をしていけるようになります。チャット占いの場合は、気持ちを言葉に載せるのが結構難しいと思います。そこには表情もトーンもないわけで、それを文字で表すことになるから。けれど、この人なんとかしてあげたいって時には、誰が読んでも気持ちが言葉に乗ってる、言葉に魂がこもってるように対応ができる人もいるんです。
相手のことをきちんと考えた対応をしていけば、今回挙げたような時間軸のズレによるミスマッチみたいなことにはならないはずです。
“メッセージの無料対応やポイントを削減する対応をしてる=お客様のため”、みたいな考えの占い師もいるでしょうが、本来はお悩みの解決が大事なことで、ポイントなんてそんな重要なものではないんです。ここらへんの感覚のズレがあるなら、修整が必要です。ポイント気にするのは、レビューで悪く書かれたくないみたいな気持ちが強いからで、お客様の悩み解決を第一にする人は、なんて書かれようが平気みたいなスタンスの人がほぼ90%以上なので、自然とそうなるということでしょう。