ものすごい偏見だと分かっているのですが、理系の男性というのは何やらとても頼もしい!と思っています。

私は数学、物理、化学、全く駄目で、機械も自然界のことも、どういう理で動いているかがまったく分かっていない理系的センスゼロ人間!えーん


おそらく小学6年生ぐらいをピークに、私の脳みそはあまり成長していないと思います。ガーン




私には今年から晴れて大学生になった長男がいるのですが、何故かこの子、両親であるグスタボと私が理系の才能ゼロなのに、理系男子なんです。

地質学を勉強している息子。将来はチリの基幹産業である鉱業界で働くのが夢です。







理系の息子は観察し、計画し、実行し、再度挑戦し…説明書を熟読したり、やったことないことでもyoutubeで調べたりして、出来るまでコツコツやり実際に機能するまでやり抜くタイプなのです。


反対にグスタボも私も勢いでやってみて、上手く行かなければすぐ腹を立てて投げ出すタイプ。

この無能な親に似ず、息子はスマホの操作、パソコンのこと、ネット接続のこと、最近は家の中の問題解決の何でも屋。


気がつけば、DIY はお手のものとなり、家の中にちょっとした不都合、蝶番の動きが悪いとか、電球を変えるとか、網戸を貼り直すとか、家具を直すとかそういう小さいけれど、何年同じ事を言ってもやってくれないグスタボに代わり、サッサとやってくれる子になりました。ニヤリ

日曜はグスタボに10年くらい言い続けていた、物置きのドアを、なんと1時間もかからずに取り付けてくれました。


「おおお〜!びっくり」と感動の雄叫びをあげてしまいましたわ、私。



この長男、いつも助かるのが、包丁やハサミを砥石でキレイに研いでくれることです。YouTubeで見て2年くらい前から家庭の包丁を研いでくれています。ズボラな私もグスタボも研いだことすらありませんからね!変なところで、研究熱心な息子なのです。



この写真は、使った後なのであまりキレイに見えませんが、キレイに研いでくれたおかげで日曜は子ヤギの蹄の手入れが出来ました。

まあ、「爪切り」みたいなものです。




子ヤギは放牧に行かず小屋で過ごしているので、蹄が成長し、それが折れ曲がったり、ゴミが溜まったりして不衛生になると蹄からバイ菌が入るかもしれないので、短く切っておく必要があります。




この剪定バサミが切れないと時間もかかるし、うまく切りそろえられないのです。長男が捕まえて、私が子ヤギの蹄の手入れをしていたのですが、子ヤギは暴れるし結構時間もかかるし私もバテます。

身長180cmの息子「ママ、小さい子ヤギのためにかがんでいると、もう腰が痛い!」とこぼすので身長155cmの長女に代わってもらってました。


デカすぎるのも考えものです…。


理系だ、文系だと人のタイプを安易に分けられないとは思うんですが、理系の人はDIYも得意で、仕事をするにも計画的だろうなあ、といつも尊敬の念を持っています。



ただ単に息子が頼もしく、身贔屓で「理系男子エライ!」と思っているだけかもしれないけれど、自分に無い才能を持っている人を尊敬するのは、例え年下の人でも息子でもかわりませんね。



子供というのはどんどん親を追い抜いていくものですが、それを嬉しく、まぶしく、誇らしく思えるのは親として本当に幸せなことです。