先週の大雨以来、カチカチだった土が柔らかくなり、長年出来なかったこともラクラク農作業がはかどり毎日本当に楽しいです。

ボッコボコに土を掘り起こしたり耕したり。
恵みの雨を実感…。


昨日と今日は、ひたすらひとりでウチワサボテンの整理をしていました。






このウチワサボテン、南米チリではHoja de Tuna ( トゥナの葉っぱ)とかNopalと呼ばれています。





とても丈夫で成長も良く、気がついたら15年くらいの間に茂りすぎて、肝心のフルーツをもぎ取りに近づくのも難しいくらい茂ってしまったので、思い切ってガンガン切り倒しました。



葉っぱだけならすぐボキッと折れるので簡単なんですが、あまりに古くて硬い場所はノコギリでゴシゴシ。





ネバネバの山芋のようですが、気持ち良いほど簡単に切れます。



実もどっさりなっているのもあります。
家族誰も、トゲとるのが面倒くさいって食べないんですよね。



こんなハート型の実も可愛らしい!



まだ十分食べられるウチワサボテンの実、トゥナがありました。



今日はその食べ方をご紹介します。

まず、小さなトゲが表面の黒く見えるポツポツのところにあるので、素手では触らないようにしましょう。



こういうネット状の袋に入れてブルブル、ガサガサと振り回し、トゲを落とします。粉のように細かいトゲが落ちますので風向きに気をつけてトゲを自分の体に浴びないようにしましょう。



フォークとナイフを用意してフォークでぶすっと刺して、ナイフで上部を切ります。



下部も切り落としたら、ナイフで実の皮の5mmから1cmくらいに深さで縦に切り目を入れます。


突き刺したフォークを支えにナイフでくるっとうまく皮だけはぎとります。



ハイ、実だけキレイに取り出せます。


これがトゥナの実、食べやすい大きさ切って食べます。

硬い種がビッシリ入っているんですが、いちいち出していたら大変なので、ガリガリっと適当に噛んでゴックンと飲み込んじゃいます。

ブドウの種とかメロンの種をガリガリとフルーツと一緒に飲み込む感じです。

これがあまり好きじゃないと言う人も多いんですが。



ウチワサボテンについて詳しい中部大学の研究室の記事があったので、下記に貼り付けておきます。

メキシコでの利用などがよく分かります。


ノパル、と呼ばれる葉は飼料にもなるということですが、私のところでもヤギのエサとしてやることもあります。

また、ノパルのネバネバを土と木工用ボンドと混ぜて漆喰のように土壁を塗るのに利用するという話も。

小さなトゲは手に刺さると厄介ですが、よく見て小さなピンセットで取ります。どうしても上手く抜けない時は石鹸で手を泡立てていると取れるときもあります。

明日はこのNopal、ウチワサボテンの葉を植える予定。頑張ります!