南米チリで山羊飼いをしている五十路のオバサンの私ですが、手仕事、手工芸で田舎で楽しく暮らしたいと夢みています。
いつ頃からか手芸が趣味になり、パッチワークやレース編みが好きですが、忙しいことを言い訳に、結構長い間織物は放ったらかしでした。
それが、つい織機で織り始めたら、楽しくて止まりません!
素人臭い織物作品ですが、いつも自画自賛を信条に生きている私なので(!)、この2週間で6枚織ったストールを恥ずかしげもなく紹介しちゃいます。
(セミプロの方が見てない事を祈って…。🙏)
1枚目は大判なストール。ワタシ的には白い糸の切り替えがポイントです。
2枚目は草木染の毛糸でシンプルに。
一時期は草木染に燃えていましたね〜。
3枚目は草木染の太い毛糸を中心にチェックの模様で。
4枚目は黄緑や緑を多用して明るい色調で。これは草木染ではないです。
5枚目は草木染の毛糸中心に。
6枚目は1枚目と同じ雰囲気で、青いモヘア糸で。カラフルな糸は友達からもらったセーターをほどいたリサイクルです。
だいたいサイズは50cm✕180cmです。
ふくよかなチリ人女性がショールとして巻くと似合うんですが、私のような平板体型なオバハンだと、どうもショボくれて見えて似合いません〜。
毎日昼間は外で働いていますが、食後のスキマ時間や夜にスマホを触っていた日常がガラリと変わりました。
ほんの30分でもスマホに手を付けず、ちょっとしたスキマ時間にも織り続け、一枚織るのに合計8時間くらいかかるのに、楽しすぎて夜12時、1時まで織りつづけてしまいました。(こういうとこ、ホントにバカ! 疲れが溜まって口内炎になりました)
まだ衣装ケースいっぱいに毛糸が残っているので、まだまだ十分楽しめそうですよ。
没頭とは頭が没すると書きますが、まさに頭では何も考えていない感じです。織っていると、「無我」といったほうがいいのか、自分がどうのこうの、というこだわりのようなこともどうでも良くなっていきます。
ブログを書くというのも表現方法のひとつで楽しいんですが(もちろん楽しいから続けてきたんですが)、自分の言葉で人を傷つけないか気にしたり、逆に元気を与えられないかとあらぬ期待をしたり、勝手な妄想が暴走しがちなワタシです。
創作活動に浸っている楽しさと充実感は、他の人のことも社会のことも、言ってみれば「どーでもいい!」
自分と目の前の作品だけの一対一の勝負。
確実に出来上がっていくワクワクする楽しさがあります。
これがあれば、不必要に感情を他人にかき乱されることも無いし、ネット記事に一喜一憂することもない。
私の弱い心の防波堤のような力強い存在になって自分を守ってくれているのが感じられるのです。
しばらくブログの更新が止まり、フォローしている方のブログを読まない日々が続いていました。
ちょっとした罪悪感もあるんですが、この手作りの楽しさには代えられないんですよね。
コメントの返信に書いた「時間がなくて暗澹たる気持ち」なんて、遠い彼方に吹っ飛んでしまいました。
やる気スイッチが完全にオンになったんです。
リモコンは私の手の中にあったのに、スイッチの入れ方、すっかり忘れていたんですね。
「やる気スイッチ」はオフにする機能が壊れていて、ずっとオンのままであって欲しい!!
さていつ迄続くかな!?