新年度のスタート、飲み会、お花見でお酒飲みの機会もありそうな日本ですね。
ワインを飲むならおすすめはチリ🇨🇱ワインですよ~。
チリはワインの生産が世界で第6位だそうです。
チリワインはどれを飲んでも本当に美味しいです。(といっても、私は全然ワイン通でもグルメでも無い普通の主婦なので説得力ありませんが。)
かつて日本のレストランでグラスワインとか頼むと、何故か「冷たい赤ワイン」を持ってこられて、それが全然美味しくない、酸っぱすぎるとか渋過ぎるという経験が多かったのですが、赤ワインは常温でお飲み下さい。
我が家では赤ワイン(vino tinto)はカルベネ・ソービニヨンを選びますが、メルローも渋みや酸味が少なく飲みやすい気がします。シラーやカルメネレも売られています。
夜の晩酌でチビチビ飲むにも赤ワインはオススメです。ツマミはチーズ、ナッツ類、オリーブなどがあいます。
でも実は私はチョコレートのお菓子やポテチなどと一緒にざっくばらんに飲むのも好きです。
最近久々に白ワインを飲みましたが、魚介料理やクリームパスタなどには断然白。手巻き寿司やサラダ類でもいいです。こちらは、必ず冷やします。
チリのスーパーでのワイン売り場は8割が赤ワインという感じです。輸出用と書かれた1,5リットル瓶の、まるで一升瓶の日本酒のようなワインですら約600円くらい。多くの人が来る時は我が家はこれを買います、断然お得ですし、コルク抜きも要りませんから、扱いも楽です。
日本の料理酒のように箱パックの赤ワインも白ワインもあります。
これでも十分美味しいです。日本から来た母は箱ワインのほうが甘めで飲みやすいとお気に入りでした。
750mlワインなど日本円で500円も出せばハズレはないです。日本円で1000円以上なら、チリでは、私達庶民感覚ではちょっと高級ワインの域、という感じです。
日本に昨年一時帰国したとき、近所のスーパーのワイン売り場を覗き見てきました。
おお〜!
あるではないか!チリワイン!🇨🇱
でもなんで「カッシェロ・デル・ディアブロ」とカタカナふってあるの?
カシジェロだよね?
娘に聞きました。
「ねえ、これって発音、カシジェロだよね?」
娘も「うん、カシジェロだよ。」
チリに帰国後、連れ合いのグスタボにも聞きました。「カシジェロ。」
じゃあ、なんでカッシェロなのか?
私も調べてみて初めて知ったのですがジェイスモ(グスタボもその言葉知りませんでした)によって、日本語でいう“エル L”を2回続けると、チリでは濁ってlle ジェという発音になるのですが、同じスペイン語圏でも濁らないところもあるので、どうやら日本でのチリワイン販売の際に、濁らない発音に合わせたんでしょうね。
アルゼンチン人は、LLを濁らない発音にします。pollo (鶏肉)ポーショ、amarilla(黄色)アマリーシャ、yo ( 私)もショ。
でもチリのワインだからやっぱり「カシジェロ」で良いんじゃないかな〜!?チリでは誰もカッシェロなんて発音しないし〜。
何とな〜く私の気持ちのおさまりが悪いです。
名前をつける担当者の方、チリ人に聞いたのかなあ? スペインのスペイン語と南米のスペイン語は結構違うんですが。ちょっとモヤっとしてます。
casillero del diablo と名付けられた理由は、
夜な夜な使用人らが忍び込んでワインの貯蔵庫(casillero)から大事なワインが盗み飲まれているのを知った主人が、あそこの貯蔵庫には悪魔(diablo)が出るから行くのではないぞ、と噂を流した、という逸話から。
ちなみに地下の酒蔵はcava、貯蔵庫はbodegaといい、casillero は、現在では学校のロッカーとか整理棚の意味で使うほうがチリでは一般的と感じます。
このワインのプロモーション動画、随分と昔のものから最近のものまで。たまたま見たらとてもカッコよかったのであれこれ添付しておきます。
👇こちら、最初の頃はあまり垢抜けない映像。
👇こちら、イギリスのサッカーチームのマンチェスターユナイテッドのスポンサーになったことを強調してる映像。
👇こちらのプロモーションムービー。
両親チリ人とはいえアメリカへ移民しているのでチリ人のアイデンティティーは無いかと思いますが、ハリウッドでの彼の活躍はチリ在住者としては嬉しいですね。チリ本国でもヒーロー扱いです。
話はそれましたが、どれも美味しい値段もお手頃なチリワインを、ぜひご賞味ください。🍷