一緒になってからもう19年になる、私の連れ合いのグスタボは柔道2段の柔道家です。


いつも柔道教室を何らかの形で続けてきました。


そして今のクラブが南米チリのスポーツ庁(IND)のラセレナ市の柔道場で練習ができるようになってから2年ほどが経ちました。

 






年齢は5歳くらいから大人まで、20人前後が火木土曜日の練習日にやってきます。


特にこの柔道クラブの要となっているのはうちの子供たち3人とフエンテビージャ家の4兄妹、この7人からスタートしたといってもいいでしょう。

 

うちの次男は軽度の自閉症スペクトラム。

発達障害を抱えています。



社交性が無く、体がぐにゃぐにゃして運動神経も良くなかった息子が柔道クラブの仲間の中で成長して社会性を身に着けてほしいという願いから、うちのクラブは発達障害や、多動性のある子どもも受け入れてきました。

 




しかし親が

「うちの子はビデオゲームばかりだから何かスポーツしてほしい」

「友達を作ってほしい」

「いじめられているからいじめに打ち勝ってほしい」

と連れてきても、残念ながら数回しか続かないことも多いです。


結局本人のやる気がないと、親がいくら押しても無理だな、とは長年活動に付き添っていて思います。

 




そんな集まりなので

「社会・文化・スポーツの柔道クラブ豊星(ホウセイ)」

という名前を付けて、インクルーシブな柔道クラブを目指してきました。







 

そんな私たちの、小さな柔道クラブに10月から新しいメンバーが加わりました。

 

視覚障害者のホルヘさんとカミラさん


私たちに新たな気付きと今後の活動について大きな示唆を与えてくれているお二人です。


今回のブログは長くなるので、5回に分けて書きました。


視覚障害者の問題について何も知らない、本当に「ど素人」の私の気付きのプロセスについてのブログです。


視覚障害者のことについて知らない中で、何か出来ることはないか、日々迷っている今の私の気持ちをお話します。


実際の視覚障害者の方やそのご家族には不愉快な表現があるかもしれませんが、お付き合いいただければありがたいと思っています。


日本だけでなく、南米チリの視覚障害者の置かれている現状について、私も学んでいきたいと真摯に考えてます。