夏休み真っ最中のチリ🇨🇱。

毎日のように星空観察のお客様にお出しする料理やお菓子の準備のため台所に何時間も立つ毎日です。長男16歳と長女12歳の手伝いを得て、なんとかまわしています。




本当の私は、山羊の放牧しながらAudibleで本を聴いているとか、手芸をしているのが幸せという平凡で単純な人間です。


でも料理もお菓子もお客様に喜んでもらいたい、笑顔を見たいと思って作るのも張り合いがあって嬉しいことです。



だいたいこんな感じ。(これは40人分作った日の半分ですが)

基本は粉砂糖をかけたカルソネロト、ソパイピージャという揚げパン2種。
同じ生地でピザ生地を焼き、焼きっぱなしのパウンドケーキ、デザートケーキを2,3種類、オートミールのクッキーは娘が作り、あとはシーチキンとレタスの手巻き寿司、これが基本メニューです。

作り過ぎて余ることもありますが、足らないより余るほうが良いと思って準備します。

いつも私は、損して得取れの精神です。

損して得取れ

一時的にはむしろを覚悟し、長い目でみて得を取れ。目前の損失は度外視して、将来の利益を確保せよ。〜コトバンクより〜
私は食べ物の思い出って馬鹿に出来ないと思っているし、星空観察と食事というツアーを楽しみに来たお客様を星空観察に行く前の食事で楽しく、満足感を盛り上げるお手伝いがしたいんです。





時々こんなに材料費をかけてたら、儲けは少ないかもとは内心思いますが、”損して得とれ”、いつかこのツアーが評判になってもっとお客様が定期的にいらっしゃって安定収入に繋がればいいな…そう思って毎日頑張っています。



(好評なシナモンロール)


昨日の16人のお客様の中にも「すっごく美味しかった!食事だけでもまた来たい」「いい出会いが出来て、いい思い出ができて良かった」と笑顔をみせていただくと、夜中の1時半まで続く星空観察ツアーが終わるのを、お皿を洗いながら待って、お別れを言いに行くのも嬉しいものです。

私の管轄は食事づくりだけで、その後は星空観察ガイドのホルヘさんの担当です。

グスタボは食事接待が終わればいつもさっさと寝てしまうけれど、私はいくら眠くても起きていて、ツアーすべて終了後に挨拶に行きます。最後はバスが出発するまでお見送り。これが日本人のおもてなしの心ですよね。

日本人に会う機会の少ないチリ人に少しでも日本人の魂が伝わればいいなと思いながら日々精進です。