https://www.audible.co.jp/オーディブル 



 もともと読書は好きなほうだけれど、17年もチリに住んでいると、話題の本を本屋で立ち読みとか、図書館で借りるということも出来ない。日本へ帰国される日本人の方からいただいた蔵書の中には、ものすごく影響を受けた本がいっぱいあったけれど、最近の本が読みたいなあ、と思っていた。


 2020年の3月にようやくインターネットが我が家にやってきて、14年間ものネット無し生活におサラバ!と歓喜!!爆笑爆笑


ネット記事、youtube、ポッドキャストと渡り歩いて、本紹介のyoutube番組も面白いけど、やっぱり読みたいな、電子書籍にしようかな、と散々悩んだけど、そもそも本読んでる時間あるのか?と疑問。


そこで、オーディオブックを調べていってAudibleの会員になった。以前から気になっていたユバル·ノアハラリの本を聴くことにした。最初、オーディオブックってどうなんだろうと懐疑的だったけど、すっかり気に入って楽しんでいたところ、それまで月1冊のダウンロードが、なんと1月末から一部を除き、月々1500円は変わらず、ストリーミング再生でもダウンロードでも聴けるようになった。


もう、こんな嬉しいことはない!ラブラブ


手当たり次第に気になっていた本、ベストセラー本などを聞きまくっていった。農作業をしながら、いつでも、どこでもオーディオブックを聞きながら、やぎ小屋の掃除、畑仕事、家事、車の運転。これはガンガンはかどるぞ、と調子にのって、一日5、6時間聞くときもあった。


そうして3ヶ月ほど、60冊を過ぎた頃、イキナリ、本当にイキナリ、「あ、もう駄目だ、これ以上頭に入らない…」と気付いた。消化不良を起こしていて、ちゃんと本の内容が頭に入ってないまま、次々に憑かれたように、冊数だけ重ねていた。


インプットとアウトプットのバランスを完全に無視していた。インプット9割以上、アウトプット1割以下だった。毎日スペイン語で暮らしていると、日本語を話すことも書くこともなく、一人合点してるだけ。


せっかく良い本を聴いても、自分の身についてなければ意味ない。なんの為に読むのか?


というわけで、ふと思い立って、これまたイキナリ、ブログを再開して1週間書き続けてみた。

アウトプットを自分に課すためのブログだ。


オーディオブックをあまりに聴きすぎて自分を失っていたような感覚が、自分の頭の中で言葉を生み出す行為に慣れてきたような気がする。


「アウトプット大全」樺沢紫苑著 によれば、インプット3割、アウトプット7割が、ビジネスパーソンの能力を最大に高めるのだそう。


いや〜、ワタシには無理無理。


そう思ってこの本の主旨を無視していたけど、ちょっと生活を考え直してみようかと思っている。