この2年以上続くコロナ禍で、あまり報道もされないが、農家にとってはコロナよりも実際の生活に響いているのは旱魃だ。昨年は史上4番目の降水量の少なさで、首都サンチャゴでさえ平均降雨量の3分の1ほどの114ミリだった。通常でさえ年間降雨量50ミリ以下の半乾燥地の第4州のラ·セレナ市、昨年はなんと一日しか雨が降らなかった。多分10ミリもいってない。普段なら冬の5月から8月の間に3,4日は降るのに…。

昨夜、急に突風が吹き荒れ、バチバチっと雨粒の音が聞こえたが、たったそれだけ。朝、外に出ると、土は湿るどころか、雨粒の跡が土の表面に点々と丸く残るだけ…。十分な雨が降れば、水不足と日焼けで赤茶けたアロエベラも1週間で緑色に変わるのだが、残念だが豊富な水やりも出来ない。今は井戸水が枯れないようにと祈るばかり。
 秋深く、雨が待たれる時期だが、当分長期予報で雨が降る予測は無い。今どきの農家さんって雨乞いってするのかな?。