太陽がいっぱい (河出文庫)
パトリシア ハイスミス
河出書房新社
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アラン・ドロンの映画で有名な小説です(゜゜)
ある青年が、とある裕福な青年を殺して入れ替わる…

主人公のトム・リプリーは本当に空っぽの男で、
読んでいて少し悲しくなります(゜゜)
人間としての中身も、魅力もないのです。
外側はなんとか取り繕っているのですが。

裕福な青年のディッキーを殺害したあたりから、
物語は一気に緊迫感を帯びてきます(゜口゜)


続編があるくらいだから、結末はわかっているのだけど、
最後までドキドキしながら読みました。

リプリーは完全犯罪をなしとげる。(゜゜)それでも、彼は空っぽなままな感じがしました。