世界一のボブスレー

世界で最も古く

世界で最も長く

世界で最も速い

と言われるSt. Moritzのボブスレーコースで、

ボブスレーに挑戦してきました～～(>_<)

ボブスレーといえば、

雪とは無縁のジャマイカ人ランナーの４人が

ひょんなことからボブスレーで冬季オリンピックに出場し

功績を立てた実話を元にしたコメディ映画

『クール・ランニング』を子供の頃に見て以来

興味があったスポーツだったので、

まさか今回の渡航で自分が体験させてもらえるなんて

夢にも思わず...............(>_<)



St. Moritzのコースは、

実際に冬季オリンピックで使用されたこともあり、

日常的には選手の公式練習コースとなっているそう。

そしてこの時期には、一部の観光客のために

オリンピック選手帯同のもと

実際の競技さながらに体験させてくれるのです



エントリーしてから名前が呼ばれるまで

数十分待つ間、

コース横のボブスレークラブでお茶を頂きました

１８９７と記されたクラブ内には、

長年に渡り獲得されたトロフィーや

往年の選手達の写真が壁中に飾られていて、

この地域や国の伝統的なスポーツであることを

改めて実感しました

クラブ内のモニターに

自分の名前が表示されたら、

準備のためにコース横のロッカーへ向かいます

お土産に頂ける専用のマスクの上に

大きなヘルメットをかぶって、

メインモニターに自分の名前が表示されて

コールされるまで、ドキドキしながら待つ事数秒後

名前が表示されると同時に

何度も何度も名前をコールされ、

日本から来たという説明までされて

なんだか代表選手になった気分に(>_<)



ドイツ語、ロマンシュ語、英語で

繰り返しコールされている間に、

いよいよボブスレーに乗り込みます



前と後ろに選手が乗って、

簡単な注意事項を説明してくれるのですが

既に私の緊張と興奮はピークに達し、

落ち着いて聞く余裕もなくスタート地点に、、、



最後に選手から言われた

「一度頭が前に垂れると二度と戻せなくなるから、

頭は上げておくようにしてね！」

という言葉だけが耳に残ったのが幸いだったことに

ゴールした後初めて気付くのでした。



「イチニ～ツイテ～ヨーーイ、、、ドンッ」



そこも日本語

と、ツッコミたくなった瞬間、

ボブスレーが選手に押されて滑るように走り出しました



『は、、ははは、速い、、、、』



実際に体感する最高速度１４０kmのボブスレーは、

それはそれは速くて凄くて

カーブの度に遠心力で頭が前に押し込まれるように垂れてしまいます



最後に言われた頭を上げていることが

極めて難しいこと



そしてやっと頭が上がったと思ったら

カーブの度に頭が左右にゴンゴンぶつかるんです



先頭で舵をとる選手は

コースを完全に覚えているので、

超高速＆遠心力の中でも

カーブに合わせて頭を傾けられるんだからさすがです



そんなこんなで私も必死に選手に合わせて

カーブに合わせて、、と奮闘し

なんとも美しい完璧なコースを楽しむ余裕が出来はじめた頃

あっという間にゴール



終わってみれば

自分でも説明がつかないくらいに超興奮状態で、

しばらく騒いでしまいました(>_<)



本当に楽しかった

翌日の首の筋肉痛はヘビーでしたが、

ぜひぜひまた挑戦したいと心底思いました(>_<)



ボブスレー、最高です