●1997年に脳死状態の人から、家族の同意さえあれば、臓器を他人に移植できる制度が整った。
結果 家族の申し出があれば、初めて医師も対応していたものが、医師のほうから家族に声をかけることが多くなったそうだ。
●結果 まず日本臓器移植ネットワークのコーディネーターと1~3回の面談後に、臓器提供の同意が得られることが多いという。1回当たり1時間半ほどの面談を3回する人もいるわけで、死者の体を傷つけることをためらう普通の心情も解らなくはないよね・・・

●一番多いのは腎臓 1999年の臓器移植法施行後102例の検証結果だと、123人の移植を受けた人の内112人91%が11年末で生存している。手術前と同様に社会復帰した人は88人で、肝臓では82人中65人79% 肺ででは79人中58人の73%が生存  心臓では80人中76人の95%が生存して、32人が働いているそうだ。

●大昔 法制度が整わない頃、心臓移植を初めて札幌の外科医がやって、殺人ではないかと社会問題化した。
その後、永らく、人の命の尊厳を巡り 裁判を経て制度として定着したものだが、全体の手術後の生存率は高くて、社会復帰も進み、国際的にも日本の技術は評価が高いそうだ。

●一度は亡くした命だが、その一部の臓器が他人の体の中で行き続けるなんて、考えてみればすばらしいことだよね!

最近は医学・医療技術が進み、IPS細胞なんてものから、臓器自体を造ってしまう、まるでロボット工場のような世界が広がりつつある。

しかしある意味古典的な、移植による生命の延命や進化ということも、人間の尊厳を考えるに当たって意味深だ。提供する側、提供される側にとっても深く脳裏に刻まれるに違いないことだろう