●なんとも暗い話だが、戦後のピークだった数を越えて過去最高となったらしい。GDPの成長と伴にその数は減少していたが、この10年不景気や高齢化により、その数が急に増加した。

●年金生活者より良すぎる生活保護費・・・なんて言われ方もしたが、4割近い高齢の受給者については、09年に一人暮らしが50万人、夫婦のみが19万人と、合計69万人もいて、1999年に24万人、10万人だったから2倍に増えている。しかも生活保護費を出す自治体には入居施設がなく「漂流高齢者」という悲惨な状況に置かれてる人も多いらしい。

●たとえば東京近郊・山梨県の高齢者施設に、都内の自治体から生活保護を受けてるにもかかわらず、受け入れ施設が無いため、やむなく入所してるなどだ。部屋には2~9台のベッドが並び、間仕切りカーテンはなく、介護スタッフが世話に駆け回ると言う状況らしい。

●一人暮らしで親族もなく、外出も禁止されるなど、まるで隔離施設のようなのだ。またそういう高齢者を集めて、生活保護費から集金して施設運営を行うビジネスもあり、「貧困ビジネス」すれすれのNPO事業などもあるらしい。

しかし困窮者の支援をしているには違いなく、社会の矛盾・セーフティネットの不備と言うしか無いだろう。

●ただ生活費を渡すだけでは、漂流高齢者は孤立するだけ・・支援員などが身近にいて、お互いに助け合えるような環境作りが重要。

 福岡市では、困りごとに応じて、医療や介護サービスを紹介する事業などに取り組んでいる。また東京のNPO・自立支援センターふるさとの会では、高齢者の集う場所「憩いの場」を提供している。

●これが 世界で最も豊かと言われる日本の姿かと思うと、ため息が出るような話だが、それこそ益々経済を強くして、税収を増やし、社会の隅々まで光を充てるしかないのだ。

政府は高齢社会の活性化に 本気で取り組むしかない。与野党で争ってる場合かと言いたくもなる。