●ガンは、ずばり老人病でかつ、生活習慣病だ。日本人の60万人以上が毎年ガンに罹り、治療中の人が152万人いて、治療の甲斐なく亡くなる人も、約30万人以上になる。

●ガン細胞が育つまでに、20~30年かかる。それが老齢になってがん患者の増える大きな理由だ。日本人の寿命が延びたことが、ガン患者の目立つ大きな理由になってるのだろう。

●ガンは遺伝子異常の病気だ。人の遺伝子は2万2千個あるが、ガンを促進する遺伝子と、抑制する遺伝子はそれぞれ数十個あるらしい。
約60兆個の細胞からなる人体は、活発な細胞分裂によって新たな細胞に生まれ変わり、新陳代謝を計っていく。
分裂の過程で、喫煙や活性酸素の働きや、放射線の影響で、5回くらい遺伝子の傷が積み重なると、抑制遺伝子の能力を超えて、細胞が暴走して悪性のガン細胞に変わっていくわけだ。

●話は簡単だ。細胞分裂が活発なのは、生れて1年間の幼児期と思春期だから、思春期にタバコを吸ったり、過度な飲酒などを避ければ、ガン化しやすい条件を減らすことだできる。もし思春期に怠れば、老人病のはずが、若年のガンに繋がることはいえるだろう。

●このステージ 第1期はイニシエーション期と言って 遺伝子に異状が生じる開始期。次に発ガン物資の影響でガン細胞の芽が生じ分裂が始まるプロモーション期(促進期)、さらに成長していくプログレション期(進展期)には、リンパや血管を通して転移する様になる。
つまりある日突然 ガンになるわけでは無く、20~30年の潜伏期があるわけだ。
60歳以降にガン患者が多くなるのは、そのためと最近では考えられている。

●高脂肪食が原因なのは、女性の乳ガンと男性の前立線ガン 大腸ガンが主なものだ。
肉類摂取など欧米化した食習慣の一方 野菜や海藻など食物繊維などの摂取不足が原因の一つだ。     乳ガンは閉経前の女性に特に多い。前立腺ガンにいたっては、今は米国などと比べてほとんど変わらないほど多い。大豆を食べなくなったことが大きいとも言われているらしい。

胃ガンは冷蔵庫の普及で、塩漬けの習慣が減って大幅に少なくなった。しかし、胃ガン検診を受けることや、減塩食を心がけること・・が 重要だ。確か日本人は一日に必要な2~3mgの塩分に対して5倍近く平均で取ってるらしい。
また女性の子宮頸がんも、内風呂やシャワーの普及などで減ってきた。

●どうやら、ガンは生活習慣病であることを再認識することが重要のようだ。あわせて早期の内に治療を開始することが大切で、予防医学の見地が重要と言える。