こんにちは
美容師さんのハサミの
販売やメンテナンスを行っている
HISADA SCISSORSの
久田(ひっさん)です。
3連休も終わった今日
あいにくの雨模様
昨日のブログでは
自分のサンプルを
メンテナンス(研ぎ)しましたが
今日はお客さんから届いた
シザーをメンテナンス(研ぎ)していきます
このお客さんは
ブログから繋がって
今回で2度目の
リピートしてくれた
お客様
いまだに顔を見たこともない
お客さんが
リピートしてくれるだけで
とても嬉しいです
では早速ハサミを
見ていきましょう
まずはこちらのロングシザー
落としてしまったようで
刃が欠けてます
下の写真で分かりやすくしてあります
問題は
このハサミ
よくみて下さい
ハサミ屋からしてみると
とんでもない状態になっている
シザー
やってはいけない
ハサミ研ぎの集大成
とてもひどい状態です
○で囲んだ
1の箇所には刃の部分に
2mmくらいの線が入っています
普通に使ってて
ここまではっきりと
こんな線が付くことは有りません
これは
間違いなく
研ぎの機械を使って
ミスをした時につく跡なんです
よほどのことが無い限り
このような傷は
付かないはずです
たとえ傷がついても
研ぎなおせばある程度は
消えると思いますが
その処理さえしていない
刃に傷がついているので
まともに切れないでしょうね
まだこのハサミには
問題があります
○の2ですね
刃の中に細かい線が
いっぱい有るのが分かると思います
通常はこの部分は
砥石をあてる部分なんですが
写真の線が付くようには
どうやってもならないんですよ
絶対に
○2のようになるという事は
砥石ではない他の物で
刃をなめしているとしか
考えられません
このハサミを研いだ研ぎ師さんは
ハサミの事を
全く理解していない
たった一度の
研ぎのミスでも
取り返しがつかないことの多いハサミ
表面はキレイになりましたが
写真のように
刃の中の線は消えません
刃の中に
このような線が有るという事は
ハサミで一番大切な
裏刃(糸刃)が付かないことを意味します
いい加減な技術で
人のハサミを壊してしまう
研ぎ師やハサミ屋がいることが
とても残念でなりません
今回のこの写真など
スタイリストさんに許可を得て
アップしていますが
そのスタイリストさんも
このハサミに関しては
ひどい状態だと思っていたそうです
以前から言っていますが
刃物は一度削ってしまうと
元には戻せない物です
おかしなハサミ屋などには
絶対に出さないように
気を付けてください
ハサミ屋という
同じ業界にいるものとして
本当に残念です
じゃあまた明日☆
サンプル貸し出し大歓迎☆
HISADA SCISSORS
担当 久田 勉 (ひっさん)
178-0062
東京都練馬区大泉町4-8-26-C
090-2255-9369
TEL03-6904-1532
FAX03-6904-1536