こんにちは
美容師さんのハサミの
販売やメンテナンスを行っている
HISADA SCISSORSの
久田(ひっさん)です。
今日は研ぎに関して書いていきます
ちょっとどうなんだろう?
というハサミなので
けっこうはっきりと
書いていきます
先日の講習会で
見せてもらったセニング
購入したメーカーに研ぎに出しても
全く切れないし
髪が痛むという事で見せてもらった
あまりにも酷いハサミだったので
預かって僕が研ぐことになった
何が酷いというのか
説明をしていきます
セニングの刃の表面
ど真ん中にでかでかと
メーカーの名前が書いてある
メーカー名は伏せます
まずこの刃の表面に
文字を書くという事が
このハサミのメーカーさんは
ハサミのメンテナンスが
上手くできないと
言っているようなものなんです
あとで順を追って
話していきます
とにかく
そのメーカーに研ぎに出したらしい
そうしたらこんな状態で
戻ってきたらしい
完全に刃が逃げてるのが
分かります
おまけに段刃
段刃というのは
下の写真を見ていただければ
分かると思います
キレイに刃を付けようとすると
刃の表面の彫刻は消えたり
薄くなってしまうから
通常は
刃の表面中央にネームなど入れないよ
ハサミ屋は
スタイリストさんに気持ちよく
ハサミを使ってもらう事が仕事なのに
ハサミの事がよくわかってないのに
とりあえず何でもいいから
ハサミを売って
ハサミが切れないのは
使い方が悪いからというような
ハサミ屋が多すぎる
ハサミ屋はメンテナンス(研ぎ)
までしっかりできないと
意味が無い
下の写真が
僕が直した後のハサミ
自画自賛になるけど
違いが分かると思います

修正後
キレイなハマグリ刃に
直しました
これがハマグリ刃
刃が鋭角(鋭く)についています
刃が鋭すぎても
良く無いのですが
修正をしてから
あることをして
柔らかく切れるようにしてあります
これは企業秘密
段刃からハマグリ刃に戻すのは
いろいろと大変だし
刃も多く削ることになる
だから最初から
変な研ぎをするメーカーや
研ぎ師に引っかからないように
することが大切
飛び込み営業するような
ハサミ屋や研ぎ師には
要注意ですよ
ハサミは一度削ってしまうと
元には戻りませんよ
じゃあまた明日☆
サンプル貸し出し大歓迎☆
HISADA SCISSORS
担当 久田 勉 (ひっさん)
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