こんにちは

 

美容師さんのハサミの

 

販売やメンテナンスを行っている

 

HISADA SCISSORSの

 

久田(ひっさん)です。

 

 

 

今日は研ぎに関して書いていきます

ちょっとどうなんだろう?

というハサミなので

 

 

 

けっこうはっきりと

書いていきますムキー

 

 

 

先日の講習会で

見せてもらったセニング

{CC8C23A0-794C-414C-91C1-4ACEB2D164C6}

購入したメーカーに研ぎに出しても

全く切れないし

髪が痛むという事で見せてもらった

 

 

 

あまりにも酷いハサミだったので

預かって僕が研ぐことになったプンプン

 

 

 

何が酷いというのか

説明をしていきます

 

 

 

セニングの刃の表面

ど真ん中にでかでかと

メーカーの名前が書いてある

image

メーカー名は伏せます

 

 

 

まずこの刃の表面に

文字を書くという事が

 

 

 

このハサミのメーカーさんは

 

ハサミのメンテナンスが

上手くできないと

言っているようなものなんです

 

 

 

あとで順を追って

話していきます

 

 

 

とにかく

そのメーカーに研ぎに出したらしい

 

 

 

そうしたらこんな状態で

戻ってきたらしい

 

{B36A88E4-C79C-4FEA-BD5B-8EDF7589F4B3}

完全に刃が逃げてるのが

分かります

おまけに段刃

 

 

 

段刃というのは

下の写真を見ていただければ

分かると思います

{EFC365C7-C7BF-4772-AC05-3ADFEB736808}
 
刃の断面を分かりやすく
書いてみたので
下の絵を見て下さい下矢印
{24275119-B6A9-48BD-A031-7FD0B1BE155A}
 
こんな感じで
刃が鈍角(鈍い)についてる
 
 
 
正直
この研ぎ方は小学校5年生に
5分教えたら出来るほど簡単
 
 
 
でも
切れないですよ
おまけに刃先の刃付けが逃げやすくなる

 

 

 

先程の刃の表面に
でかでかと文字を書くという事は
 
段刃でしか
刃付け出来ないと
 
自ら言ってるようなもの

 

 

 

キレイに刃を付けようとすると

刃の表面の彫刻は消えたり

薄くなってしまうから

 

通常は

刃の表面中央にネームなど入れないよ

 

 

 

ハサミ屋は

スタイリストさんに気持ちよく

ハサミを使ってもらう事が仕事なのに

 

 

 

ハサミの事がよくわかってないのに

とりあえず何でもいいから

ハサミを売って

 

 

 

ハサミが切れないのは

使い方が悪いからというような

ハサミ屋が多すぎる

 

 

 

ハサミ屋はメンテナンス(研ぎ)

までしっかりできないと

意味が無い

 

 

 

下の写真が

僕が直した後のハサミ下矢印

{035C6BE6-EC9E-42A6-88A6-459F05025A31}

 

自画自賛になるけど

違いが分かると思います

 
 
 
修正前下矢印

{B36A88E4-C79C-4FEA-BD5B-8EDF7589F4B3}

修正後下矢印

{09F93E15-057B-436C-B696-799A2F2F6A9B}

 

キレイなハマグリ刃に

直しました

 

{FDA7B063-D268-43F9-BA25-B9027767F65A}

 

これがハマグリ刃下矢印

{5324D47D-D1C0-45CB-9C0F-F37571EB9934}

 

刃が鋭角(鋭く)についています

 

刃が鋭すぎても

良く無いのですが

修正をしてから

 

 

 

あることをして

柔らかく切れるようにしてあります

 

これは企業秘密ウインク

 

 

 

段刃からハマグリ刃に戻すのは

いろいろと大変だし

刃も多く削ることになる

 

 

 

だから最初から

変な研ぎをするメーカーや

研ぎ師に引っかからないように

することが大切

 

 

 

飛び込み営業するような

ハサミ屋や研ぎ師には

要注意ですよ

 

 

 

ハサミは一度削ってしまうと

元には戻りませんよ

 

 

 

 

じゃあまた明日☆

 

 

 

 

サンプル貸し出し大歓迎☆

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