サラバ!
西加奈子著
精神世界、スピ系の本以外で
上下巻の長編を読んだの、何年ぶりでしょうか。
長いの苦手で読むの遅いのですが
途中で 段々スピードアップして
本の世界観に どっぷりはまりました。
面白かったです~。
主人公、歩が 誕生から30代の頃までの
人生で 家族、友人との関わりを描いているのですが
実在するかのような人格表現が 面白いです。
エキセントリックな姉、母よりも女を優先させるような母親と
その姉との確執に
徹底して受け身になることで身を守る 歩。
オードリーの若林氏いわく
30代の男性のクズを救えるのは
西加奈子さんだけ
と言ってたけど
ほんと 私も最後 泣きました。
ほら 小さい頃からの歩クンをずっと
上巻から読んでて
すっかり 感情移入してしまってるわけです。
歩君の気持ちが 入ってしまってるので
情けない、みじめな気持ちなどが
溢れてきて
最後の方で 泣いてしまうわけです。
すっかり西さんのファンになりましたね。
西さんの本 色々読みたいなと思いました。