私が小さい頃
私んちは 個人で しがない商売してまして
そんなに裕福というわけでなかったです。
ところが
何故か 私は長い間
自分ちは 金持ちだと 思い込んでたんです。
或る時 家で 1万円札をまとめて目撃して
わ~ すごい~ 金持ちだ~ と思いこんだようです。
あとから 何て ノウテンキだったんだろ~と
笑えること しばしば・・( ´艸`)
その万札目撃事件だけでなく
私自身が あんまり物欲が無かったようで
ひとつ お人形を買ってもらうと
ずーっと それに満足して遊ぶ というようで
あれ欲しい これ欲しい と 思わない傾向にありました。
お向かいの みっきいちゃんは
お人形が新しく出ると 次から次へ買ってもらって
いっぱい おもちゃを持っていたのを覚えてます。
日本が 大量消費時代に突入してました。
私は 母の作ってくれた 等身大の布の人形などを
引きずりながら それに満足して
自分ちは 金持ちだと 思い込んでました。 おかしい~笑
洋服も 母の手作りばかり着てました。
あの頃の 自分は あるものに 満足してたように思います。
母が元々 裕福かつ質素な家の出なので
心豊かに いてくれたおかげかも知れません。
母はぜいたくもせず 必死で お金のやりくりしてくれてたようです。
母に感謝するとともに
自分は豊かだと思えた あの頃の自分を
あの才能が 今もあると思いたいです。