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35年も前に買ったオーストリア製の山用のガソリンコンロ、ホェーブス725です。

今はコールマンなどのガスコンロがほとんどですが、昔はホェーブスやオプティマスの石油かガソリンの液体燃料が主流で、総称してラジウスと呼んでいたように思います。

液体燃料を気化させるためにポンプがついた手動加圧式もありましたが、725は自動加圧式でメタ(固体燃料)を使って加熱し気化させる方式でした。

氷点下20度以下の厳冬季のテント村でも、ゴーと威勢良く音を立てて燃焼する様子はほんとに心強いものでした。

今日は、君津市の三舟山にカアチャンと軽くハイキング、山頂は北風が強くて寒い曇り空、お握り食べながら、こんな時はラジウスがあれば熱いコーヒーでも飲めたのに。

早速、家に帰ってから久しぶりにあのバーナーの音が聞きたくなって、引っ張り出して庭で火をつけてみました。

青い炎でゴーっといいい音を出して、あっという間に湯が沸いたので、コーヒーを入れました。

庭で燃料が尽きるまで、ラジュウスの懐かしい音を聞き、山に思いを馳せながらコーヒーを飲む、休日の午後のひとときでした。